生態が謎に包まれている深海魚「リュウグウノツカイ」が2月15日、福井県越前町大樟の漁港で2匹で並んで泳ぐ姿が確認された。越前松島水族館(福井県坂井市)は「寄り添うように泳いでいる映像はかなり珍しく貴重」としている。 【動画】優雅に泳ぐ2匹のリュウグウノツカイ 釣りに大樟漁港を訪れた愛知県の夫婦によると、2匹のリュウグウノツカイはともに全長約4メートル。15日午後3時ごろから同5時半ごろまで、漁港周辺を泳いでいた。釣り客ら約40人が写真撮影するなど、珍客に興味津々だったという。夫婦も「2匹は常に離れずにいたのでカップルかと思った」と興奮気味に話した。 別の男性が会員制交流サイト(SNS)にアップした動画の再生回数は16日夕までに700万回を超え、「神々しい」などと話題になっている。 越前松島水族館によると、2匹が浅瀬にいた理由や、つがいかどうかは不明。鈴木隆史館長は「生きて見つかることも少な