2013年8月3日、このシーズン初めてとなる18きっぷの旅に出発した。例年に比べれば遅いスタートで、行き先も一応は岡山県内最大規模の山城と言われる金川城と、京都の愛宕山と言うことにはなっていたが、あまり綿密なスケジューリングも行わない、いきなり消化試合のような緩さの漂う旅だった。もちろん、少ない行動時間にギチギチに予定を詰め込むのも、移動ばかりがダラダラ長いのも、18きっぷ旅の魅力としてはどちらも同じだから大切にしなければならないのである。 とは言うものの、いくら移動が長くても、可能な限り最大限の行動時間を確保するのが大原則である。名古屋駅を出る一番早い東海道線下りに乗り込むため、朝4時半に家を出発。まだ地下鉄も動き出していないため、自転車を使い名古屋駅を目指す。タクシーなどもってのほかだ。1時間見当の道のりだが、道が空いていることもあり、思ったより早く名古屋駅に到着できた。今にして思えば