ブログ、ロングテール、AJAXなど現在のウェブ、いやインターネット上でホットなキーワードを結びつけているのが「Web 2.0」という概念だろう。ネットバブルを経て沸き起こったインターネットのサービスは、ウェブをプラットフォームとした新たなアーキテクチャーとビジネスのあり方を提示しているのだという。しかし、Web 2.0の定義はあまりにもあいまいである。果たしてWeb 2.0とはなんだろうか? Tim Oreillyの論文や10月に行われたカンファレンスからその概念を紐解いていこう。
ログ、タグ、共有ブックマーク、マッシュアップ、Wiki……「Web 2.0」という言葉でくくられるソーシャルテクノロジー。これらがネットのコミュニケーションをどのように変化させていくのかを探る。
ネットサービス「del.icio.us」が米Yahoo!に買収された。こうしたWeb2.0と呼ばれる利用者参加を促すネットサービスを巡ってマネーゲームが日本でもブレイクするかもしれない。その動向を少し予測してみたい。 Yahoo!といっても米国のほうだが、12月9日にソーシャル・ブックマークサービス「del.icio.us」(デリシャス)を買収した。ネットではビックリというほどではないけど話題になった。 その前に。ソーシャル・ブックマークサービスって何? という人は「Webページの裏世界を作るソーシャル・ブックマークを覗いてみよう」を読んでいただきたい。この話のネタの「はてな」のソーシャル・ブックマークは、「del.icio.us」の“パクリ”だったのだ。ちなみに「パクリ」というのは「アルファブロガー」の伊藤直也さん(28)が照れながら言った表現である。 今回のニュースは、「del.ici
「自生的秩序」の法則 共同編集が可能なウェブサイト、写真や文書の「タグ」、地図関連のプロジェクト・・・これらは本当に、次のインターネット革命を示しているのだろうか。 これらの技術が市場を沸かせていることは間違いない。ソーシャルブックマークサービスの「Delicious」は、Amazon.comやその他の企業から次々と融資を獲得した。10月にサンフランシスコで開催された「Web 2.0カンファレンス」の入場券は完売だった。ビデオ共有サービスを提供する「YouTube」や「Revver」も資金調達に成功した。Skypeの買収価格が26億ドルに上ったことも忘れてはならない。 1990年代の熱狂が不気味によみがえるなか、Wired誌は今日のインターネットがいかに世界を変えるかを盛大に書き立てている。Wired誌のKevin Kellyはこう結論する。「私は(平均的なGoogleユーザーよりも)投資
「マッシュアップ」がもたらす革命 Googleから正式な承認を得る前に、Paul RademacherはGoogleの地図アプリケーションを動かすコードをハッキングし、これを外部の不動産データと組み合わせることで、売り出し中の物件がサンフランシスコ周辺のどのエリアにあるかが正確にわかるようにした。 Googleの地図サービスとCraigslistが提供する人気の不動産情報を組み合わせたこの「HousingMaps.com」というサイトが、インターネット上で起こったあるブームの幕開けを告げるものになるとは、 Rademacher本人も考えていなかったはずだ。コンピュータグラフィックの専門家であるRademacherがこのサイトを作ったのは、GoogleがAPI(application programming interface)--つまり、開発者がGoogleの地図を利用して独自のアプリケー
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