韓国の家電・自動車メーカーが日本市場で苦しんでいる。高機能なスマートフォンが売りのサムスン電子だが、今年の夏商戦では日本のソニーに大きく引き離され、冬商戦では重点商品の座から外されると報じられた。薄型テレビでも日本メーカーの壁は厚く、乗用車では相次いで撤退を余儀なくされている。コリアブランドはこのまま惨敗してしまうのか。 「日本での増勢へ、もがく韓国企業」-。米ニューヨーク・タイムズ(電子版)で11日、こんな見出しの記事が出た。世界の家電市場で大きなシェアを持つサムスンやLG電子だが、日本市場ではサッパリ売れていないという状況を、消費者やアナリストの声を交えて報じたものだ。 サムスンは2010年以降、スマートフォンの「ギャラクシー」シリーズを投入し、日本市場に足がかりを築いてきたが、ここにきて風向きが急激に変わっている。 NTTドコモはスマホの夏商戦の「ツートップ」として、ソニーの「