2013年8月に公開された厚生労働省研究班の実態調査結果で、ネットに依存する中高生が国内で約51万8000人に上るとの推計が明らかになった。 ネット依存の恐ろしさについて、同研究班のメンバーである国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の樋口進院長はこういう(コメントは、『子供のネット依存、治療に当たる久里浜医療センター院長が「生易しい問題ではない」と警告』から抜粋)。 私は長年、アルコールや薬物に依存する大人たちの治療に携わってきましたが、ここに来る子供たちのネットへの依存度は、アルコールや薬物への依存と変わらない重大なものばかりです ネット依存の問題は経験の蓄積がまだない。今の子供たちが大人になる10年後にどんな影響が出てくるのか、まだ全く分かりません。子供時代のちょっとした気の迷いで済まされる問題なのか、それとも人の成長に深刻な影響を及ぼすものなのか、研究は始まったところで