最終回の放送から早くも2週間以上が過ぎ、世間の関心はすでに『まんぷく』に移ってしまっているだろうけれど、やっとのことで昨日『半分、青い。』を最後まで見終わった。 朝ドラはこれまでちょこちょこ見てはいたものの、半年というスパンの長さゆえにちょっと忙しくなると観れなくなって、結局離脱するということを繰り返してきた私にとって、はじめて完走したドラマだった。 あえて朝ドラらしからぬ展開をいれたことで賛否両論もたくさん目にしたけれど、それはきっと北川悦吏子氏が今この時代に書いた『半分、青い。』という作品が、朝ドラ史のみならず世間の空気を変えるレベルのエポックメイキングな要素を多分に含んでいたからなのではないかと思っている。 主人公の楡野鈴愛(すずめ)は、9歳のときに病気で左耳の聴力を失う。 このあらすじを見て、きっと障害を持ちながらも明るく生き抜く女性の一代記を描くのだろうと思っていた。 はじめこそ