だいたい外科と喧嘩するネタはこれなんですが…… 困ったことに、外科がまた術後抗生剤の変更を宣言し、勝手にマニュアルとは違うものを投与していました。まあこのマニュアルってのも、典型的な「あるだけマニュアル」で誰も見ちゃいないのですが、当院ではいちおう心臓関係の術中・術後はCEZを使う、と規定されています。医学的にもそれで問題ないように思いますが、外科的には不満だったようで、「我々は術中・術後にFMOXを3日投与する」と宣言し、それに反対したICNに「反対するなら我々は断固として戦う」と宣戦布告したらしいです。ぬふふ、久々に血が騒ぐぜ(爆)。 そもそもオペに関連した抗生剤の目的ははっきりしていて、何はともあれSSIの防止にあります。皮切の段階で抗生剤の血中濃度を上げておかないと意味がないというのは比較的有名な話で、じつは術後に抗生剤を投与してもSSIを予防することできないらしいということは文献