東京都立小松川高校(江戸川区)の教諭が生徒から預かっていた大学の推薦入試の願書を出し忘れたため、生徒が受験できなかったことが7日わかった。 都教委は教諭の処分を検討する。 同校によると、進路指導担当の女性教諭(59)が昨年10月、女子生徒から東京の私大の推薦入試の願書を受け取ったが、職員室に置いたまま大学に提出するのを忘れた。受験票が届かないことを不審に思った女子生徒が11月の試験3日前に高校に相談して発覚したが、出願の締め切りは既に過ぎていた。 この推薦入試は、大学側から示された人数内で高校が生徒を推薦する仕組み。推薦されればほぼ確実に合格するという。同校は生徒と保護者に謝罪した。