米連載漫画「ミズ・マーベル」で主人公を演じる16歳の少女カマラ・カーン(左から2人目)とその家族ら。父ユセフ(左から4人目)、母ディシャ(右から2人目)はパキスタンからの移民で一家は保守的なイスラム教徒だ(ロイター) 「スパイダーマン」や「アイアンマン」といったスーパーヒーローを生み出してきた米漫画出版社、マーベルコミックスが7日までに、16歳のイスラム系米国人の女子高生が主人公の漫画「ミズ・マーベル」をスタートさせると発表した。来年1月に読み切りとしてお披露目し、2月から月刊連載する。イスラム系米国人の女性漫画編集者とイスラム教徒の米漫画作家がタッグを組み、自分たちの女子高生時代を濃厚に反映した漫画好きの“おたく女子”にアピールする物語に仕上げる。白人男性が定番だったヒーロー漫画に初登場するイスラム系女性の主人公とあって、米社会の変化を感じさせる作品となりそうだ。パキスタン移民 「われわ
日本の漫画を米国で販売する際には、独特の苦労や工夫が必要になる。暴力や性表現に対する規制が厳しいため、漫画「NANA」は16歳以上向け。18禁の巻もあるという。大きなサイズの本が好まれるため、日本よりも一回り大きい単行本を作るといった工夫もしている。 日本の漫画やアニメDVDなどを米国や欧州で販売しているVIZ Media(カリフォルニア州サンフランシスコ)に、人気作品や販売の実態、苦労を聞いた。 VIZ Mediaは、1986年に小学館の子会社として設立。現在は小学館と小学館プロダクション、集英社が出資している。 米国版「少年ジャンプ」や、日本の少女漫画を掲載するオリジナル雑誌「Shojo Beat」などを発行しているほか、「ドラゴンボール」「NARUTO」「NANA」といった人気漫画の単行本も販売。日本アニメをDVD化したり現地テレビ局にも販売しており、漫画のせりふや効果音を英訳したり
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