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先日、突如としてホラー小説家の大御所たちが「けしからん(ニヤニヤ)」というポストを次々と投稿して賑わっていた「ホラーと小説は相性が悪い」の騒動なのですが、この炎上に関して背景を理解すると更に違う景色が見えるかと思いますので、ちょっと解説します。 togetter.comso 【概要】 発端のコピーライター氏が「ホラーと小説は相性が悪い、何故なら絵や音がないからだ」という主旨の投稿をする。これに「じゃあスティーブン・キングは何なんだ」「想像で補完するから怖いんだろ」というような反論が殺到。そこにホラー小説家の大御所たちが「そんなことないと思いますよ~(基本激おこ」というコメントを続々発表。ついにカクヨム公式が「最近ホラージャンル賑わってます!」というポストをする事態に。 これに対し発端の氏は「ホラー小説の否定ではなく、初心者が小説を書くにはホラーは難しいジャンルだということが言いたかった」「
d:id:kazenotori:20160929 こちらの記事を読んで思ったことを書きます。 なのでこの記事を読む前に先の記事を読んでください。 「主人公が努力しないことがラノベの売れる秘訣だ(意訳)」と言うのは散々指摘されている通り事実ではないと思います。 そもそも「ラノベの主人公」で括って一概に語れる訳がない。それが一般的な傾向に言及しているとしても。 色々な主人公が居て、それぞれ色々な特性を持っています。それは作品を素直に読めば理解できるところであると思います。 ではなぜそのように思うに至ったのか、川上氏がそのような偏見を持ち発言するに至ったその影響の大元となるものはなんだったのか、自分なりに考えました。 主人公が(何かと比べて)簡素な努力の描写で強さを手に入れたり、最初から強さを持っていたりするパターンの作品は確かにあります。それは本当にラノベに限った話ではないですし、欠点ではなく
ゴブリンスレイヤー (GA文庫) 作者: 蝸牛くも,神奈月昇出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2016/02/13メディア: 文庫この商品を含むブログ (10件) を見る特別な力を与えられた主人公が巨大なドラゴンなどの強敵を倒す。「ダンまち」や「スレイヤーズ」に見られる主人公の英雄的な活躍を描いた物語とは対照的に、ゴブリンなどの雑魚を相手にする「灰と幻想のグリムガル」と「ゴブリンスレイヤー」。ゴブリンみたいな雑魚が相手だと戦闘の規模も小さい為に地味に思えますが、これが意外と魅力的で最近のライトノベルの中では注目を集めています。 この両作品の魅力として挙げられるのはやはりモンスターとの戦闘のリアルさでしょう。大抵の作品は中高生が好きな派手な戦闘を描こうとするので、主人公もそれに対応して「禁書」の上条さんみたいに現実なら致命傷になる攻撃を受けても倒れない打たれ強さを持ちます。それ
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山深き寒村で、大学生の種田静馬は、少女の首切り事件に巻き込まれる。犯人と疑われた静馬を見事な推理で救ったのは、隻眼の少女探偵・御陵みかげ。静馬はみかげとともに連続殺人事件を解決するが、18年後に再び惨劇が…。日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞した、超絶ミステリの決定版。 さすがの麻耶雄嵩作品。 しかしAmazonレビュー欄、なかなかしんどい。 ※ほんのりネタバレあり 【スポンサーリンク】 多すぎる赤ニシン ミステリには「コード」がある。 平易に言えば“決まりごと”“あるある”。 嵐の山荘、密室殺人、絶海の孤島、名探偵、見立て殺人。 麻耶の作品にはそういったコードに対しての懐疑的な視点がある。 過去には、銘探偵メルカトル鮎(物語の最後にしか登場しない)を登場させ物語における探偵というシステム自体を曖昧にし、「神様ゲーム」では名探偵を越える“神”を登場させることで「真相」が先にわ
『魔法科高校』へ観光に来られる皆様へ - WINDBIRD Mizunotoriさんが、典型的ななろう作品と比較すると魔法科高校の劣等生が文章的な特徴から読みづらいといっている。自分としては若干驚きであった。多少世界観の説明描写が多かったり、補足的に()を用いて説明するという癖はあるものの、個人的には気にならないレベルだと考えていた。言われてみれば、なろう作品と比較すると確かにそうかもしれない。 魔法科よりかは、灼眼のシャナのほうが10倍くらい読みづらい。特殊な用語が多く、文章も堅い。 しかしどちらの作品も売れているのである。ただでさえ同じエンターテイメントとして対比対象となる事が多い漫画に比べて読むのにコストを払う小説が、さらに読みづらいというであれば避けられるのが当たり前ではないだろうか。 結局、エンターテイメント作品においては、その小説が読み手にとってある種の価値を提供してくれるかと
今回の話題はこちら。 魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫) 作者: 佐島勤,石田可奈出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2011/07/08メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 434回この商品を含むブログ (118件) を見る なんと言うか、「苦手なものでも自分の目で確認するのは偉い」という称賛が散見されるけれど、地元民からすればガイドブックなしにやってきて文句ばかり言っている観光客みたいなもので、あまり気分はよろしくない。そもそも『魔法科』だけ読んで最近のラノベの傾向を理解するだなんて、『進撃の巨人』だけ読んで最近の漫画の傾向を…みたいな話だろう。まあ、自分だってそういうことをやらないこともないので、声高に非難できるわけでもないが。 しかし、「巷で流行りの俺TUEEEをちょっくら見物に」で『魔法科高校の劣等生』というのは、なかなか難しい旅行プランな
せっかくの機会*1なので、「最近のラノベ」、正確には「最近の『最近のラノベ』批判(者)」についてつらつらと考えていたら出てきた言葉。えー、メディアワークス文庫にも富士見L文庫にもMF文庫Jアペンドラインにも新潮文庫nexにも他意は全くありません。ありませんてば*2。 他意はありませんが、しかしまんざらネタというわけでもなく。 「『最近のラノベ』は〜」と言及される時に想定されている「最近のラノベ」の主な特徴=不満。すなわち具体的には、異世界でチートでハーレムといった物語内容、あるいはフォントいじりや図の挿入やカギ括弧の多重使用といった表現、はたまたメディアミックスを前提とした企画のあり方。仮に、これら全てが実際に「最近のラノベ」においては明白な主流となっていると認めてみましょう。「最近のラノベ」の大半、99%は、異世界でチートでハーレムで実用可能なほどにエロエロで、強調したけりゃ文字サイズ三
web小説「小説家になろう」で何を読めばいいかわからない人へ送る 超極私的オススメ作品6選2013年の「小説家になろう」をふりかえる 〜欲望の受肉進む精神のポルノ界〜 こういうの、ほんとうはPV稼ぎを手伝ってやりたくないんですけどね。 先日書いた「なろう」を紹介した記事は、愛のあまり、ツンデレな内容になったので怒られるか心配でしたが、割りと好評で嬉しく思っています。 普通に褒めていたり普通に貶しているぶんにはわざわざ間違いを指摘して回るような真似をする気は無いのですが、愛を標榜しながら人の反感を買うような形で嘘と誤解と偏見を振りまく半可通にはしっかりと釘をさして置いたほうが後々のためになると思います。あ、あなたのためを思って指摘しているんだからねっ! はい。順々に見ていきましょう。まず「小説家になろう」で何を読めばいいかわからない人へ送る 超極私的オススメ作品6選について。 『迷宮の王』は
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