7月28日、仲裁裁判所は、ロシア政府に約515億ドルの損害賠償を命じる判決を下した。写真はユーコスの油田掘削装置。シベリアで2004年12月撮影(2014年 ロイター/Sergei Karpukhin) [モスクワ/ロンドン/アムステルダム 28日 ロイター] - オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所は28日、ロシア政府に対し、ロシアの元石油大手ユーコスを破産に追い込むよう法制度を操作したとして、株主に対し500億2000万ドル(訂正)の損害賠償を命じる判決を下した。 裁判所は「ユーコスはロシア当局の政治的動機に基づいた一連の攻撃の対象となり、その結果、破産に追い込まれた」とし、「ロシア政府の最大の目標は税金の徴収ではなく、ユーコスを破産させ、同社の財産を分配することだった」とした。