1月12日のエントリー に、オチが同じじゃないかと思っているフィクションを何組か挙げた。ちょっと昔のエントリーだが、2008年1月27日のエントリー には、源信『往生要集』の構造がダンテ『神曲』と似ていると言われることの他に、仏典『観無量寿経』の構造は旧約聖書『ヨブ記』に似ているんじゃないかと思った旨を書いたことがある。すなわち… ドラマチックな導入、案外珍しくお釈迦様やヤハウェが超能力を使いまくるところ、これも案外珍しく極悪の「敵」が登場すること、著名な導入のエピソードに比べて最もページが割かれている本題の部分に何が書かれているかはそんなには知られていないこと、そして主人公の韋提希夫人やヨブにしてみたら結局それって解決になっているのだろうかと今ひとつ後味がよくないラストなど… と言った点についてが、である。 スポンサーリンク 検索すると『往生要集』と『神曲』の相似を指摘しているサイトはい