米ニューヨーク(New York)の国連(UN)本部で開かれた安全保障理事会(Security Council)。中国とロシアの代表がシリア問題についての安保理決議に拒否権を行使している(2011年10月4日撮影)。(c)AFP/UN/Eskinder Debebe 【10月5日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)は4日、シリア政府が反政府デモの弾圧をやめなければ対抗措置をとると警告する内容を含む決議案の採決を行った。安保理の15か国のうち9か国が賛成したが、ロシアと中国が拒否権を行使したため決議案は否決された。 シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の政権を孤立させようという米欧の努力に水が差された形になった。 欧米各国と米国が提案した決議案は、アサド政権が反政府デモの弾圧を続けるならば、「標的を定めた手段」を呼びかけるとい