長崎市片淵2に新築移転した済生会長崎病院(和泉元衛院長)が1日開院し、入院患者53人が自衛隊の協力を得て旧病院から新病院へと移された。 患者に影響しないよう短時間で終えなければならないため、同市消防局だけでなく陸上自衛隊と海上自衛隊も協力する“引っ越し作戦”に。自衛隊員46人と、救急車両7台、小型トラック5台が出動した。 午前9時、担架に乗せられた患者らは自衛隊車両へ。看護師や医師に付き添われて約500メートル離れた新病院へと移送された。車両は新旧病院間を往復し、約2時間で無事終了した。陸上自衛隊大村駐屯地の福田重文広報幹部は、「地域の安全安心に協力できて良かった」と話していた。