2009年09月21日21:45 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 古き良き最新 - 書評 - 地球移動作戦 早川書房井出様より献本御礼。 地球移動作戦 山本弘 「地球に異星衝突」という、それこそSFでは使い尽くされたネタのはずなのに、きちんと21世紀に通用する作品になっているというのが素晴らしい。また、この手のネタではハードSFにきちんとなっている(はず--まだ検算したわけではないので)のも素晴らしい。 直球が大好きな人、おすすめ。特に小松左京ファン。 本作「地球移動作戦」は、こんなお話。 カヴァーより 西暦2083年、超光速粒子(タキオン)推進を実用化したピアノ・ドライブの普及により、人類は太陽系内のすべての惑星到達していた。観測プロジェクト〈クリーンアップ計画〉により発見された謎の新天体2075Aの調査のため、新宇宙探査線DSS-01〈ファルケ〉が派遣される。船長のブレイドをは