先日閉幕したFIFAワールドカップ。放送時間に合わせて、睡眠時間が無茶苦茶になった方も多かったかと思います。色々と話題を振りまいた大会でしたが、特に決勝戦のフランス対クロアチア戦で、警官姿の男女がピッチに乱入したハプニングは世界を驚かせました。 ロシアのパンク・バンドが声明を発表 この行動を起こしたのは、ロシアのパンク・バンドであるプッシー・ライオット。彼女らはSNSで声明を発表し、警官による違法逮捕や理由のない拘置への反対などの主張を掲げました。 プッシー・ライオットはただのお騒がせ集団ではありません。彼女たちの名が知られるようになったのは、2012年のロシア大統領選直前のこと。モスクワの大聖堂に目出し帽姿で現れ、プーチン追放を嘆願する歌を演奏したため、暴徒行為を行ったとしてメンバーのうち3人が逮捕されました。この抗議活動にロシア正教会が選ばれたのは、モスクワ総主教キリル1世がプーチンと