日銀ETF処分、長期戦必至 野党「埋蔵金」活用論も 時事通信 経済部2024年11月28日10時26分配信 【図解】日銀の上場投資信託(ETF)保有額 日銀は、金融緩和の一環として大量に買い入れた上場投資信託(ETF)の処分方法を検討している。70.3兆円(時価ベース)にも膨らんだETFを一気に売却すれば、株価下落を招きかねないので、長期間にわたって少しずつ処分する長期戦を余儀なくされるとの見方が強い。 東証、「パニック」売り 不安が増幅、歴史的暴落―年明けの株高ふいに、投資家痛手 また株式市場の好況を背景に、日銀の保有するETFが生み出す巨額の分配金や含み益は「埋蔵金」扱いされており、野党から少子化対策などの財源に活用する案も出ている。 日銀は2010年にETF購入を開始し、13年に導入した異次元緩和以降、買い入れ額を急拡大。24年3月にマイナス金利政策の解除と合わせ、ETFの新規買い入