2月10日のフリー終了後から4日後の14日18時30分ごろ、北京オリンピックフィギュアスケート男子の羽生結弦選手が現地で記者会見を行いました。この会見は、あくまで「メディア各社からの取材依頼が多く、個別対応する時間が取れないため、記者会見方式で実施する」というもので、「羽生選手から何らかの発表をする」という趣旨ではありません。 しかし羽生選手はコロナ感染予防などの観点から30分に限定された会見で、事前予想をはるかに超えるほど雄弁でした。そのフレーズを1つひとつ掘り下げていくと、羽生選手の本音と人間性、そして多くの成功者が持つ要素が浮かび上がってきたのです。 会見冒頭、司会者が「それでは質問のある方、どうぞ挙手をお願いいたします」と言った瞬間、羽生選手は左手を挙げて、「すいません。質問の前に僕から話させていただきたいことを先にお伝えさせていただきます。まずこのような形の中で正直、自分にこんな
