void(ボイド)は、プログラミング言語において、「何もない」といった意味の型などに使われる名前である。プリミティブとしてキーワードまたは予約語であることも多い。 ALGOL 68のproc(手続き、プロシージャ)[1]やC言語の関数などでは、有意な値を返さないサブルーチンの戻り値(返り値)の型について、形式上void型としている。この場合は意味的には(型理論的には)本来はUnit型(英語版)である。呼び出し側にreturn文などで戻り値を返さない関数を書く場合に用いられる。そのような関数は、共有変数(グローバル変数)の状態を変更するような何らかの処理を実行する、あるいはポインタや参照によって渡された引数を経由して呼び出し元にデータを出力するといった、副作用のために呼び出されるのが通例である。Pascalのように、値を返すサブルーチンを関数、値を返さないサブルーチンを手続きと呼び、後者は戻