米テキサス(Texas)州ハンツビル(Huntsville)の刑事司法関連施設にある死刑執行室(2000年2月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/Paul BUCK 【8月8日 AFP】米テキサス(Texas)州当局は7日、軽度の精神遅滞と診断されたとして人権団体が減刑を求めていたアフリカ系米国人の死刑囚の死刑を執行した。 テキサス州刑事司法局の発表によると、1992年の殺人で有罪となり死刑判決を受けたマービン・ウィルソン(Marvin Wilson)死刑囚(54)は、現地時間7日午後6時27分(日本時間8日午前8時27分)、薬物注射の刑執行による死亡が確認された。 死刑執行の数時間前、米連邦最高裁判所はウィルソン死刑囚の上告を退けていた。国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)はこの決定を「非常に憂慮する」と述べ、複数の人権団体が批判の