「声なき大衆」、安定望む=新憲法賛成派が優勢か−15日に国民投票・エジプト 「声なき大衆」、安定望む=新憲法賛成派が優勢か−15日に国民投票・エジプト 【カイロ時事】エジプト新憲法案の賛否を問う15、22両日の国民投票では、ムバラク政権崩壊後に長引く政治の混乱や治安悪化に嫌気した国民が賛成に回るとみられている。イスラム勢力主導の憲法制定に反発するリベラル系や世俗派の抗議行動が注目を集めるが、憲法制定を通じた政治・社会の安定を望む労働者層や農業従事者ら「声なき大衆」が主役となりそうだ。 新憲法案をめぐり、エジプト政界や国民は、リベラル系や世俗派を軸とした反対派と、モルシ大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団を中心とした賛成派に大きく分裂した。しかし、リベラル系の影響力が強い独立系メディアの反大統領キャンペーンや首都カイロでのデモの騒がしさとは対照的に、地方部の住民には「安