→【カンボジア旅行 目次】 遺跡を歩いていると、足場が組まれた作業現場にたくさん出会います。修復工事の現場です。アンコール遺跡は、浸食や風化による損壊が進む一方で、次々に再建されていく、今も変化をし続けている遺跡なのだなあ、という印象を受けました。 ↑遺跡の中に設置された看板。国旗は、遺跡修復に携わった国・団体のもの。赤と青の国旗はカンボジア国旗です。絵柄はアンコール・ワット。かっちょいい。 ◇◇◇◇◇ アンコール遺跡群で近代的な修復活動が始まったのは1908年、フランス極東学院によるものでした。以来100年近く、保存作業は試行錯誤を繰り返しながら続けられています。技術や修復思想、修復資材は、時代によって移り変わってきました。 現在は、世界各国の研究団体が集まって、発掘調査や遺跡修復/保護活動をしています。アプサラ機構*1のような全体をとりまとめる機構はありつつも、各プロジェクトは独立して