iOS向け辞書アプリ「大辞泉」が、4月7日にリリースされたバージョン2.0から有料(2000円)になった。昨年5月に公開されたバージョンでは本体無料とし、ソーシャルゲーム風の課金要素を取り入れていたが、「成果を収益に結びつけることができず、事業の継続が困難になった」ため、有料化したという。 開発元のエイチエムディティは、今回の方針転換に絡んで、そもそも無料版をリリースした背景や実際のダウンロード数、課金率などをブログで詳細に報告している。それによると、同社はユーティリティアプリの開発をメインとしており、昨今のアプリ市場が拡大する一方で、有料アプリのダウンロード数が減少している状況に危機感を抱いていたという。 こうした状況を打開するため、「辞書のようなユーティリティアプリでもフリーミアムモデル(無料配布して後で課金)を導入するべきではないか」と考え、前バージョンをリリースした。 その結果、ダ