警察トップ、発生知らず就寝 大統領より把握遅く―韓国雑踏事故 2022年11月05日11時48分 雑踏事故が起きたソウルの繁華街、梨泰院で献花する男性=3日、ソウル(AFP時事) 【ソウル時事】韓国ソウル・梨泰院で起きた大規模雑踏事故で、警察庁は4日、尹熙根警察庁長官が事故当日、就寝中で報告を受けるのが遅れたと明らかにした。事故を把握したのは発生から約2時間後。尹錫悦大統領が報告を受けてから1時間以上がたち、既に大統領の指示が出され、心肺停止者が多数出ているという報道が相次いだ後だった。 警察署など8カ所捜索 尹政権、現場の責任追及―「トカゲの尻尾切り」批判も・韓国雑踏事故 事故が起きたのは10月29日午後10時15分。これまでの政府の発表などによると、消防ルートで大統領府に伝えられたのは午後10時53分。午後11時1分には大統領が報告を受け、同21分に迅速な救急と治療に万全を期すよう指示