昨夏の参院選を巡る公職選挙法違反(買収)容疑で広島地検の捜査を受けている河井案里参院議員(46)が、6月5日、ノンフィクションライター・常井健一氏の取材に応じ、3時間にわたって、取り調べの様子や胸中を明かした。 案里氏は、16日に広島地裁で公設秘書が有罪判決を受けたウグイス嬢を巡る公職選挙法違反については、次のように語った。 「(検事に)聞かれるのはいつもウグイスのことでした。いくら私が知らないと言っても、『知らない』ということを証明はできないし。だから不毛な取り調べでした。どういう会計処理をしているのかすら、私は全然知らないんですよ。なんで(1日の法定額の倍の)3万円だったのかも。秘書に任せっきりでしたので」 案里氏の公設秘書、立道浩被告 ©共同通信社 また、広島の県議や首長らに現金を渡した別の買収疑惑に関しては、 「説明できないようなことは何もしていませんよ。ただ、(金銭の)やりとりに