最近、オフィスでサンダルやスリッパを履くことを禁止する企業が増えています。確かに、来社した社外の方にはあまり見せたくない姿なのでしょうけど、「足元がラクでリラックスして仕事ができる」と主張する人も少なくありません。 「ウチの会社は禁止されているわけじゃなかったので、ほとんど社員がサンダス履きでデスクワークをしていました。私もオフィスの自分のデスクの下にクロックスのサンダルを置いていて、出社したらすぐに履き替えていました」 そう話すのは、大手精密機器メーカーのグループ企業で働く中島太一さん(仮名・32歳)。しかし、上司のなかには社員がサンダル姿で仕事をすることを快く思わなかった人もいたといいます。 「その方は出向で私のいる支社に赴任してきたS部長(50代)でした。親会社ではやり手の営業マンだったらしく、ほかの出向の方のように遠慮する様子は一切なかったですね。 しかも、ずっと営業畑だったせいか