高エネルギー加速器研究機構(KEK)と静岡大学、大阪大学による研究チームが、宇宙が3次元で誕生する仕組みをシミュレーションにより解明した (KEKのプレスリリース、 日本経済新聞の記事、 SankeiBizの記事)。 超弦理論では空間が9次元でなければ量子力学と矛盾するが、現実の宇宙空間は3次元である。この謎を解明するため、超弦理論に基づいて宇宙誕生の様子をシミュレーションした結果、宇宙は最初9次元の空間的広がりを持っているが、ある時点で3方向だけが膨張し始めることが示された。3次元以外の6次元空間は非常に小さい状態のままで存在し、人間は感じることすらできないのだという。