何やら宗教的な雰囲気の漂う名前だが、製品自体は「ブッダボード」本体と筆という2点から構成されるシンプルなもの。この筆に水を付けて本体内部にあるセラミック素材のボードをなぞることで、ボードに墨で書いたような文字が浮かび上がる。そして、そのままの状態で放置しておくと、ボードから水が蒸発し、文字が消える、という仕組みだ。 それがいったい何になる? と疑問に思えてくるが、説明書によると、このボードに現在の気持ちや不安を書き表わし、それがやがて消えることで、沈んだ気持ちや不安をスッキリし、ストレスを発散できるというのだ。確かにブッダ(BUDDHA)とは「お釈迦様」という意味のほか、「真理を悟った者」といった意味もある。このボードに己の心の中を表わし、邪念を振り払って真理に一歩近づくということなのだろう。説明書ではさらに「ブッダボードは禅で語られる『今この瞬間を生きる』という考えをもとに作られました」