特番との違いとして、開発番組は番組の内容や反響がよければレギュラー化も…ということを見据えて作るのですが、「ゲームゲノム」はそうした意味でも定時化を強く意識して企画・制作を行いました。 ──これまでもゲームの番組はあったと思いますが、「自分だったらこうしたい」というような思いがあったんですか? 平元氏: 「アンチテーゼ」とまで言ってしまうとちょっと言葉が強くなってしまいますが、既存のゲーム番組に対して「自分だったら…」という気持ちは正直ありました。いままでNHKでも他局でもネットメディアでも、ゲームを紹介する映像コンテンツはいろいろあったと思います。僕も小さいころからそういうメディアに触れてきて、それを楽しんできた人間ではあるので、おもしろさは感じていました。 ただその一方でテレビディレクターの目線で見たとき、それらの番組がゲームについて深掘りをしていない印象を受けました。たとえば流行って
