Firefox ESR(延長サポート版)は年に1回、メジャーアップデートが実施される。その時期には法則性があって、Firefoxのバージョン番号から10を引くと7の倍数になる。直近だとFirefox 52なわけだが、最初のESRがバージョン10からスタートしたため、こうした中途半端な数字になっている。 本来であればFirefox 59が次のESRとなるはず。ところが、Firefox/EnterprisePolicies - MozillaWikiによれば、Firefox 60を次のESRとするという。言い換えると、次のESRのリリース時期が、2018年3月から5月へと延期されたわけだ。 延期の背景には、法人ユーザー向けに"Policy Engine"と呼ばれるFirefoxのカスタマイズ機能を提供する計画があるようだ。従来、こうしたカスタマイズはおおむね旧式拡張機能によってカバーされてきた