【ジュネーブ=平本秀樹】23日正午(日本時間同日午後7時)ごろ、スイス南部バレー州フィーシュを走行していた観光列車「氷河特急」が脱線し、AP通信などによると、少なくとも1人が死亡、42人が負傷し、25人が病院に運ばれた。負傷者のうち6人が重体という。けが人はさらに増える可能性がある。日本の在ジュネーブ駐在官事務所などによると、日本人観光客が多数負傷している。 事故原因は不明。地元警察によると、列車の3両が脱線し、うち2両が横転した。横転した車両に日本人観光客が多数乗っていたという。 JTB広報室によると、列車には、同社のグループ会社が企画した日本人のツアー客21人と女性添乗員1人の計22人が乗っていた。ツアー客は主に関東在住で、今月20日に成田空港を出発、スイスの名所を巡り、27日に帰国する予定だった。 全日空によると、「ANAセールス」が主催するツアーの日本人観光客ら15人も、この列車に