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アラシャン通信(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センター便り)

阿拉善からウズベキスタンのシルクロードの砂漠化防止活動配信。肉体疲労、更年期、男女不妊には日本最濃の薬味酒、遼伝来福酒!

神戸から天津

2012-02-25 22:27:15 | 現地情報
神戸から船に乗って3泊して天津へ。船に乗るのには勇気がいる。一度乗ってしまえば気持ち悪くなっても降りることはできない。2等板間のたこ部屋だったが、ベットに比べて広い分、酔わずに済みそうだった。冬の海では、沈没したらアウトだ。またこの燕京号という船は、20年は変わっていないのではないかと思われる1万t弱の小さな客船だが、それ以前は元サンフラワー号だっただけあって、中古船でも元気に海を走る。聞く所によれば、以前は日中合作だったらしいが、船の法定年数が切れてから中国独自の会社として運営していると言っていた。本当だろうか?そうであれば、ますますおっかなびっくりだが、そういった船に限って大丈夫なものだ。エンジンのスピードは3.5mの波でも落ちることなく、天津にたどり着いた。本当は飛行機で行きたかったのだが、120kgもある井戸掘りの機材を運ぶということで、飛行機は諦めた。一人で荷物(写真)を引っ張って天津に着き、厳しい税関手続きを終えて、肩と腰を痛めてようやく解放された。ここから今度はトラックに載せて寧夏の銀川まで運ぶ。そこからさらに乗り換え、まだまだ道のりは遠い。
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砂浜にて

2012-02-13 23:51:07 | 日本関係
浜松にある日本三大砂丘と呼ばれる中田島砂丘にて。スタッフがソウソウを植えたらいい!としきりに言っていた。多少塩分があるし、もしかしたら根に寄生させて漢方薬が栽培ができるかもしれない。東北の海岸林再生をオイスカhttp://www.oisca.org/kaiganrin/やアースブレークスルーhttp://e-breakthrough.jp/がやっているが、ひとつのヒントになるかも。それはそれとして、やはり砂浜というのは美しいな。このような美しい砂浜は宝物だなと思った。
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2月5日の報告会

2012-02-10 07:58:39 | 阿拉善センター関係
2月5日にJICA東京にて行なった報告会ですが、トヨタ財団のホームページに載せてもらいました。
http://www.toyotafound.or.jp/project/proreport/event/2012-0207-1047-7.html 当日は主催のLOVE EARTHの森本さん、現地まで来てご協力頂いている瑞穂町の石塚町長をはじめ、地球が大変という本の著者の久野登久子さん、映画を撮っている福原さんや、東大で砂防工学を研究しているエリデニさん他いろいろな方がご参加くださいました。ありがとうございました。
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エミューが孵る

2012-02-09 01:36:21 | 阿拉善センター関係
冬も後半に入り、エミューの孵化の時期になった。今年こそはうまく孵化させたいという研修での思いが通じたのか、次々と孵化して6匹のヒナが孵りました。失敗しても、継続して改善していけば、必ずうまくいくようになると思います。まだまだ先が長いですが少しだけほっとしました。
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逢妻中学校でのお話

2012-02-04 05:03:52 | 日本関係
オイスカ中部センターと、内モンゴルのプロジェクトへご協力頂いているNPOグリーングラスロッツを訪問し、阿拉善民族中学校との交流協定校になっている愛知県豊田市にある逢妻中学校を訪問しました。とても寒い日でしたが、1、2年生の生徒の皆さんが真剣に話を聞いてくださり、たくさんの質問をくれました。昔からあった絆という言葉が改めて見直されていますが、主に生物学の面から植物の共生というお話をしました。お互いが皆、豊かになれるような社会にしたいですね。
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エミュー牧場研修

2012-02-01 07:31:51 | 日本関係
今日はエミュー牧場研修です。網走では地域活性化のためにエミュー飼育を行なっています。エミューの肉は本当はとてもヘルシーで美味しいのですが、味や栄養の面でもあまり評価されていないのか、日本での普及にはまだのようです。しかし、お隣の中国では牛肉と環境問題とが密接に絡んでいるのをご存知でしょうか?近年、豚肉消費量がとくに急増しており、社会問題となりました。牛肉消費量も次いで上昇中です。2010年のFAOデーターによると、豚肉が4883万2千tと世界で一番食べられていますが、昨年も豚肉の高騰が問題になりました。鶏肉が1221万t、574万9千tとアメリカの1223万9千tに比べればまだ半分以下と少ないですが、将来的には逆転して行くでしょう。この中で飼料効率からみれば、飼料10kgで1kgにしかならない肉牛が一番効率が悪く、豚肉が3~4kg、ニワトリが2.2kgと一番低いそうです。エミュー肉の飼料効率はさらに良く、乾燥地の過酷な環境にも耐えます。将来の世界的な人口増加への食糧供給の面として、今からエミューの北方乾燥地での飼育普及はとても重要なのです。特に、羊やヤギの代替動物として、禁放政策によって飼えなくなった人たちに飼育してもらうということが、今、とても大切なのです。エミュー牧場の板垣氏がお忙しい中、管理飼育方法を丁寧に教えてくださいました。孵化を必ず成功させて、普及させようと再び心に誓って帰りました。大変ありがとうございました。
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