『哲学の木』 北海道美瑛町
The tree is named as "Philosophy's tree", it was very popular.
残念な事を皆様にお伝えしなければいけません。
長年、それこそ僕が20代の時からずっと好きだった「哲学の木」、この木を撮影したくて美瑛町に何度も通ったその愛すべき木が、とうとう伐採されました。
ちょうど今、世界の観光客に向けて「撮影マナー」に関する啓蒙活動を始めたばかりでしたので、言葉が出ないほど残念で悲しいです。
もちろん、切り倒した農家さんは断腸の思いだった事でしょう。すでにこれまで何年も前から、何度も困惑されている事を発信されていました。
『たかが一本の木、されど一本の木!』
僕も個人的に危機感を感じてこのブログで発信してきました。
『美瑛町の「哲学の木」が切り倒される?』
『CAPA 5月号で写真家のマナー違反について掲載!』
こうやって発信してきましたが、結局最悪の結果になってしまいまして自分の無力さを痛感しています。
と同時に、カメラ雑誌やWebのメディア等が、もっと「撮影マナー」について積極的に啓蒙活動すべきだとずっと思っていました。
特に同業であるプロ写真家、またアマチュアであれ「写真家」を名乗る様な方達は、金も払わず撮らせて頂いているのですから、
当然、自ら先頭に立って模範となり、マナー違反者がその場に居れば注意し積極的に活動するべきでした。
しかし今となってはすべてが後の祭りです。
しかも今後切り倒されるのはこの木だけではないでしょうきっと。
同じ様な状況にある他の木の地主さんも同様に悩んでいるからです。
有名なクリスマスツリーの木も同じ様な状況にあります。
こんな酷い状況が毎日のように繰り返されているのです。
申し訳ありませんが、
今日はもうこれ以上書く気力がありません。
最後に大好きだった「哲学の木」の写真を掲載致します。
これまで何度も撮らせて頂きありがとうございました!(足跡は野うさぎです)
追伸:
今入った情報ですと、木は重機で押し倒された様です。まあどちらにしても同じ事です。
とにかく残念で悲しいです。そして他の木が同じ事にならない様、何が出来るか? 考えます!
プロ写真家は口で大阪城建てる様な者が多く、金にならないと殆ど行動しない連中です。だからこそアマチュア写真家の有志の皆さんにご協力をお願いしたいです。この問題は避けて通れません。
写真を発信する事は文化を発信する事です。
自分達の文化は自分達で守りましょう!
さらに追伸
本日(25日)になってこの問題の反響の大きさが分かりました。当然だと思います。
僕でさえ「哲学の木」は美瑛町に住むきっかけになった大切な木でしたから。
昨日は心が穏やかではいられませんでした。
ですから美瑛町の景色を愛する皆さんの中には同じ様に感じている方も多いと思います。
改めて本当に残念な事でした。
また色々な情報や憶測が流れているようです。
なかには木が老木だったから危険なので倒した、よって撮影や観光マナーはあまり関係ないなどと書いている方もいるようです。
実はそんな事を言うなら、美瑛町の有名な木の殆どは老木です。ケントメリーの木などは樹齢100年に近いそうです。
ですからそれも理由の一部でしょうが、主たる原因は「観光客のマナーの悪さ」にある事は間違いないのです。
残念なのは今回の当事者である農家さんと役場や商工会、農協まで集まって昨年の3月に下記の様な会合を開きました。
その席上、一番最初に僕が発言してある提案をしました。そしてその意見について議論されたにもかかわらず、結局その時の話し合いが何の役にも立たなかった。この事に対する僕の失望感はとても大きいです。
「美瑛町の農業と観光の両立に向けた意見交換会」
とにかく今後考える事は、連鎖反応の様に他の木が無くならない様に、有志を持った者達が努力する事です。
地主すなわち農家さんの立場で考えるなら、同様に木を切りたいと思っている方が少なくないからです。
当然ですが、行政もこの結果を重く受けとめる必要があります。
もちろん、街の観光に関わる商工会や農協も同じでしょう。
自分達が住む街の文化をどう考えているのか?
これは「意識」の問題でもあります。
また同じ様な問題を抱えている全国の観光地にも少なからず影響を与えるでしょう。
いずれにしましても、
僕達が出来る事は何か? しなければいけない事は何か?
知恵を絞って考える最後の機会(チャンス)の様な気がします。
分かった様な事をただただ書く人、口で立派な事を言う人。そういう偽善者は邪魔なだけです。
とにかく行動する人、行動出来る人。そういう人達が協力して何かを始めなければ、この問題は解決しないし、良くなる方向にも進まない。
昨日地方TV局から取材をしたいと連絡がありました。結論から言いますと断りました。
当事者の農家さんと木を倒す現場に立ち会ったという写真家さんに取材して下さいと言いました。
ただただこういった事象を視聴率かせぎのために報道する番組には興味ありません。
それより僕の様な写真家にも出来る事があるはず、それは何か? 今一生懸命考えています。
例えば、世界から来る観光客に向けてWebでダイレクトに発信したい。日本の文化、こういう問題を直接写真とその国の言語で発信したい。
僕は思い立ったらすぐ行動します。
早速近いうちに英語・中国語で発信します。上記の様な写真と的確な文章で直接日本に興味を持つ人達に訴えていきます。
それこそ中国の観光客の皆さんの中には、自国の観光客が日本でマナーが悪くて問題を起こしている事を残念に思っている方がたくさんいます。
そういう方達と協力して少しでも状況改善できる様、まずはそこからスタートします。
もしこのブログをお読みの皆様の中で、外国語に翻訳できる方(ロシア語・ベトナム語・韓国語・スペイン語・アラビア語・・・何でもOKです。)
そういう方で、もしボランティアで協力して頂ける方がおられましたらご連絡下さい。
何も差し上げる事は出来ませんが、僕の写真で良ければプレゼントします。
とにかく出来る事から自分で行動する事。
これは全ての世界において、物事を少しでも良くする人達に共通している行為です。
そこに人種や文化は関係ない。
少なくとも僕はそう考えています。そして行動します!
最後に、先程このブログの内容を、中国で詳しく紹介して下さった方がいます。
『photo.popart.hk』
ありがとうございます。本当に感謝します!
行動力のある人達は世界中にいます。
僕達日本人も行動しましょう。
・・・・・
早速英語で世界に「観光・撮影マナー」を発信します。
もし他の言語に翻訳できる方はご連絡下さい。
『To all tourists from overseas and photographers - Private land and field, Don't enter!』
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Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.
世界一美しい画面に、世界一美しい街の風景が出る。宜しければその模様を下記よりご覧下さい。(開始25分丁度からその瞬間が見れます♪)
The most beautiful screen in the world will show the most beautiful cityscape in the world. If you like, please watch the scene from below.
(You can see the moment from exactly 25 minutes into the show.)
Apple WWDC 2012 - MacBook Pro with Retina Display Introduction
(Blue Pond in Biei,Hokkaido)
Kent Shiraishi's "Blue Pond & First Snow" is chosen by Apple as one of its desktop backgrounds,now.
The Blue Pond in Hokkaido Changes Colors Depending on the Weather
Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
Kent Shiraishi Photography Workshop & Hotel
Kent.Shiraishi
Kent Shiraishi Photography
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Kent Shiraishi