宇部市長 久保田后子 様
危ないです。広く市民のみなさんに知らせてください
2012年5月18日
私は埼玉県から母子避難してきた者です。復興支援うべのご協力をいただきました。ありがとうございました。
実験で放射性物質の取り扱いをしたことがあります。
放射性物質は閉じ込め持ち出さないのが原則です。それは人体に危ないからです。取り扱う時は分厚い壁で遮蔽した専用の部屋で、マスクやガラスバッチ、専用の白衣をつけて、アクリル板越しに実験します。何重にも防護しなければならないのです。しかし今回の福島の事故により大量の放射性物質が空から南東北、関東に降り注ぎました。だから避難してきたのです。
瓦礫の上にも勿論降っています。絶対にセシウムだけではありません。爆発時の風向きにより汚染を免れた宇部市が、北九州市の瓦礫焼却の風下で人為的に汚染されようとしています。
このことを知らない市民が大勢います。情報の周知と汚染瓦礫焼却に反対をお願いします。
北九州の問題だけではなく、風下の宇部市の問題です。よろしくお願いします。
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私たちもお願いします。
未来の子どもたちのために宇部市の水、土、海を守ってください
安藤 公門 小出裕章さんのお話を聴く会・代表
木下 文雄 福島の子どもたちとつながる宇部の会・代表
以上の要望を市役所 市長室、環境課・防災課に届けに行きました。参加したのは子どもを含めて6人。宇部日報・山口新聞・毎日新聞の記者の方がおられました。がれきの焼却試験をやめるようにつたえてもらいたいこと、強行された場合、宇部市内の学校などに危険を知らせてもらいたいこと、園庭や運動場での授業はその日は中止してもらいたいこと、放射性物質は微量でも危険であることなどを伝えました。
安藤代表と私が金曜日に市役所を訪れ、環境課の方に北九州市への質問をしてほしいとお願いしたことで、次の週の月曜日5/14に宇部市から北九州市へメールでの問い合わせをしたそうですが、なんと返事がなく、メールの開封はされているけれど今まで放置されているそうです。
緊急の電話をしてほしいとお願いしました。
安藤代表と私が市にお願いしてから1週間もたっています。このことにショックを受けました。
モニタリングポストについて聞いたところ、国が設置したモニタリングポストは県内5か所。そこに宇部が入ってないことはご存知でした。
なんと、5か所になる前は、宇部市の工専にモニタリングポストがあったそうですが今は無くなったそうです。驚きました。
わざわざなくすことないのに・・・と思いました。山口市のモニタリングポストを注視しますというお話でしたが、それでは不十分だと思いました。宇部市役所の認識は現時点でそういうことでした。
【追加】 宇部市 保健センターの対応 5/18
返答はインターネットで公表すると言ったら健康推進課の課長補佐2名が対応。
市の組織だから市役所との見解を合わせなければならないから市長の決定次第で、即答は無理とのこと。
5/17付の宇部日報の記事は読んだが、焼却予定日は知らない。
個人的な意見を伺うと、「青森県に2ヶ月前に旅行に行き、経済活動して応援してきた。放射性物質の影響はよく分からない。新聞は各社の社説が違うから幅広く読んでいる。」ということでした。
こどものいのち・市民の健康を預かる保健センターの知識や情報量が、この状態だということを、本日このブログで報告いたします。
このブログを読まれた宇部市民・山口県民のみなさん、一人でも多く要望を届けてください、お願いします。
今回要望を出されたのは、親子で宇部市に自主避難をされ、現在2か月の赤ちゃんを母乳で育てているお母さんです。
そのお母さんが母乳の検査をしました。食べ物は宇部市、九州など産地を選び、魚も控え、外食も一切せずに大変気を付けておられます。それでも気になるので同位体研究所に母乳の検査に出されました。NDで不検出でした。お母さんは「宇部市が汚染を免れたからこその結果。避難先の宇部市が汚染されてしまったら避難した意味がなくなる」と語りました。
今私たち、小出裕章さんのお話を聴く会のグループでは、がれきの試験焼却の危険性について、保育園や幼稚園に電話でお知らせしています。理由は小さい子供ほど、放射性物質に対する感受性が高いためです。
宇部市と同じく、下関の彦島も焼却場の3km目の前に幼稚園があります。
どうかこのブログ読者のみなさん、宇部市近隣の幼稚園や保育園に、がれきの試験焼却が5/23.24.25に強行されようとしてることをお知らせください。細かいことはこのブログのご案内でも構いません。
口コミ大歓迎です。メール・電話・ファックスで知人、友人周りの人に、最低以下のことをお知らせください。
●5/23.24.25 新門司・日明の2箇所で、震災瓦礫が試験焼却されようとしていること。
●85mの煙突からは、ガス化した放射性セシウムが4割漏れ出す可能性があること。
●風向きによっては、目に見えない放射能の煙が26km対岸の宇部市まで到達してしまうこと。
●宇部市は、今のところ、市民に一切知らせていないこと。
●宇部市には放射線の異常を知らせるモニタリングポストがないこと。
●放射性の微粒子は吸い込めば肺胞に付着し、取り除くことはできないこと。
●屋外では普通のマスクよりもN95マスクが効果的であること。
●試験焼却の日は、園庭、運動場など、屋外の遊びを避けること。
●がれきの試験焼却は北九州市が発表したことであり、事実です。↓北九州市役所に実際に2回行って確認しています。
「人を怖がらせようというデマ」ではありません。
私たちは、放射性物質の学習会・講演会を通して、ネットや直接対話・講演会などでがれきの試験焼却危険の事実を伝えています。
冷静に判断し、広めて下さい。お願いします。
朝日新聞5/18 山口版