地元のケーブルテレビ2社の合同インタビューで、「来年の抱負を漢字一文字か二文字で表すとしたら」という質問に答えて「結」と書いた。「絆」の次は「結」だろうという意味だ。毎日新聞で斎藤環氏(精神科医)が「絆」が頻繁に繰り返されることに対しての違和感を述べていたが、今年ほど「絆」という文字が世に出た年はなかった。東日本大震災を受けて自然的な共同体を再確認し、被災地の復興を願う思いを応援する気持ちも「絆」と呼んだのだろう。私は「絆」という一文字を政治の世界でコピーライトに使った人間である。(1996年『市民との絆』) 絆はやがて自民党総裁選挙で谷垣氏の思いをこめて掲げる文字となり、その後に政治の世界で更に広がり選挙でも多用された。 . . . 本文を読む
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