ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

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[ピアノ弾きおじさんへの道] コードを覚えるためのアイデア

2016年05月14日 | ツールとしての音楽

ハノンも指の強化に大切ですが、コード譜をみて弾き歌いするための基礎練習が出来ていませんでした。

コードを見たら、すぐに構成音を理解して、反応するように弾けてしまう。
さらには、メロディや歌声に合わせるトップノートを決めて、転回させて弾ける。

これが出来るようになるには、面倒なようですが、ひたすらコードを弾いて覚える。
クラシック畑は違うかもしれませんが、ミュージシャンと呼ばれるような人達であっても、
最初は退屈でも、まずは、ひたすらコードを覚えるのだと聞いて納得いたしました。

ハノンと併せて、コードを覚えるための基礎練に取り組んでいくことにします。
基礎練でありながら、単なる指の強化訓練だけではなく、
弾き歌いや、伴奏をつけたり、曲を作ったり出来るようになるための、直接的な訓練にもなる。
曲を弾きながら、慣れていけばいい、という考えは捨てて、意識的に覚える。
いつまでもYouTubeの指使いを真似たりしてではなく、コードネームが分かれば、弾けてしまうようにする。

( ↓ ) 流麗に弾かれるピアノもいいが、一音のタッチや響きまで身体化されたような弾き歌いが素晴らしい。
基礎練習であっても、音に対する接し方みたいなものを大切にしよう。

(ハノンでも、スタッカートで音を切りながら弾いたり、滑らかにレガートで弾いたり、
5本の指を鍵盤の上に置いたフォームから、鳴らす鍵盤の指を順番に押さえたり、(これは最初は指がふるえて上手く出来ませんでした)
いろんな表現方法や練習方法がある。)

Nina Simone - feelings (1976) HQ

コードを覚える時、ルート音はコードネームそのままだからいいのですが、
マイナーキーかメジャーキーかといったコードの性質を決める ミドルの第三音、
そして、歌のメロディを支えるトップノートの第五音が、すぐに出てこない。

転回形をスムースに弾くためには、
コードネームから、ミドルノートとトップノートが何の音なのかすぐに分かる必要があるので
愚直に書き並べてみた。( ↓ )

  まずはコードネームそのものでない、ルート音以外の構成音もすぐ分かるようにしよう。

   (たとえば、Amを転回させて弾くときに、ルート音をCで弾く、っていう反射が働きますか?)

音階に色彩をつけてイメージする方法があるが、そういうアイデアも良いかもしれない。

マイナーのAmコードが、C,Eで構成されていたり、
明るいイメージのGコードが、B,Dで構成されていたり、

音名だけでは、感覚的に意外だったりする。

【メジャー・トライアド(3和音)】

一番上に書いた12個のメジャーコード「C-D♭-D-E♭-E-F-G♭-G-A♭-A-B♭-B」は、
Cから同じ指の形で平行移動していくだけで弾けてしまうのだが、音楽的でないから面白くはない。

むしろ、縦に並べて書いた転回形(1-3-5、3-5-1、5-1-3)を自在に弾けることのほうが実践的だ。
(たとえば、Amを弾くのに、ルートをCにして「1●2●●5」の型で弾く。
 こういう反応が出来る為には、意識して覚えるようにしないと、なんとなくでは100年かかりそうだ。)

覚えやすくするために、「C,D,E,F,G,B」と、フラット(♭)系の「D♭,E♭,G♭,A♭,B♭」を上下に分けて書いてみました。

すると、ハ長調のダイアトニックコード(C-Dm-Em-F-G-Am-Bm♭5)に含まれる
マイナーコードの
「Dm,Em,Am」を軸にして考えれば、
D,E,F、そしてD♭、E♭、A♭は同じ指の形としてグループ化して覚えられることに気が付いた!

D,E,Fはマイナーな響きの第三音を#させるだけで弾ける。
Dm(D-F-A)⇒ D(D-F#-A)
Em(E-G-B) ⇒ E(E-G#-B)
Fm(F-A-C) ⇒ F(F-A#-C)

D♭,E♭,F♭は、逆に第一音と第五音(ルートとトップ)を♭させるだけ。
(D,E,Fを構成する2和音を各々半音下げるだけ。)
Dm(D-F-A)⇒ D♭(D♭-F-A♭)
Em(E-G-B) ⇒ E♭(E♭-G-B♭)
Fm(F-A-C) ⇒   F♭(F♭-A-C♭)

そうすると、覚える残りのコードは少ない。
G♭はG(G,B,D)を各々♭させて、(G♭-B♭-D♭)だし、
少し特殊なBについては、よく出てくるB♭(B♭-D-F)を各々半音上げて、(B-D#-F#)になる。
簡単だ。

音感を磨くために ~音程の捉え方について~)

(コードのボイシングとハーモニーについて)

(転回形の3パターンをコード進行させて揺らぎながら上手くなる)

 

 【マイナー・トライアド(3和音)】

  理屈はメジャーコードと何ら変わらない。

 

コードを一覧化して、転回形の形を含めて、繰り返し練習しやすいようにしました。 

Dm,Em,Gmを軸にグループ化した固まりとして覚えやすいし、
 転回形で使うルート、ミドル、トップノートが何の音かも覚えやすい。
一覧化しているから使いやすいし、縦にも横にも練習できる。

ちょっとしたアイデアだが、なかなかこういう便利なものを見たことがない。
 まだピアノも購入していない頃に、転回形には何か法則のようなものがあるのではないかと考えた時にも似て、ささやかな発明をしたような感じ。
 (転回形の3パターンをコード進行させて揺らぎながら上手くなる


 譜面を読めるにこしたことはないのだが、それが為にコード弾きが遠回りになってしまうと本末転倒だ。
まずはコードを叩き込みたい。


 

 音名はカタカナでなく英字で覚えようと思う

分数コードやセブンスやナインスをそのまま弾くのではなく、
たとえば左手と右手に音を割り振り直して弾くような時、
英語でコードの構成音を覚えている方が便利だと思うから。
 

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