多摩、ときどき山

多摩の暮らしと山のブログ

低山でも…魅力多彩な鳴神山

2017-04-17 20:24:41 | 山のこと
15日、仕事の下見で群馬/鳴神山(なるかみやま・981m)へ。








鳴神山(雷神岳=なるかみだけ)は群馬県桐生市の北に位置し、山頂は東西二峰からなる双耳峰。地元では、古くから山岳信仰の山として「お嶽山」などと呼ばれて親しまれ、東峰(桐生岳)の南側直下には雷神岳神社の社殿、山頂には石祠四基が祀られています。北に男体山と日光連山、皇海山、袈裟丸山から足尾山塊の山々、西には上毛三山と浅間山など360度の眺望が広がるのも嬉しい。

自然も豊かで、ミズナラ、クリなどの天然林が広がり、東に桐生川、西に山田川の谷を抱くなど地形も変化に富んでいます。こうした“特異性”が、標高1000mに満たないながらカッコソウ、ナルカミスミレ、コキンレイカ、イワキンバイ、イワカガミ(白花)…亜高山帯~高山帯に見られる植物の自生を可能にし、群馬県の自然環境保全地域にも指定されています。広葉樹の森が織りなす新緑と山頂付近のアカヤシオ群生地はとりわけ美しいとか!(『新日本山岳誌/日本山岳会編著』ほか、参考)


ウラシマソウ(裏島草)

コガネネコノメソウ(黄金猫の目草)

ニリンソウ(二輪草)

カタクリ(片栗)

ハルトラノオ(春虎の尾)

トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)

ヒトツバエゾスミレ(一葉蝦夷菫)

アカヤシオ(赤八汐)はもう一息?

こうした花や自然、そして歴史を、じっくり楽しみながら歩くのがこの山にはふさわしいと実感しました。

今回は、鳴神山に詳しい地元の男性と相前後しながらの行程となり、植物のことをはじめ、いろいろなお話やアドバイスを伺うことができました。ありがとうございました。







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