「ここだ~」ミモロは、8月17日、京都左京区の松が﨑に出かけました。
松が﨑は、「五山の送り火」の妙法の麓にある地域で、落ち着いた住宅地として知られます。
北山通沿いの「紅茶館」を目標に自転車で行ったミモロです。
趣ある木の門が迎える家…
今年の夏は、8月17日と18日の2日間に無料で公開されています。
ここ「松雲荘」は、建築家 吉村篤一さんが生まれ育った住宅で、昭和4年に、町中に住んでいたおじいさまが郊外の家として建てられたものだそう。
現在「文化庁登録有形文化財」「京都市景観重要建造物」「京都を彩る建物や庭園」に指定されています。
「お邪魔しま~す」とミモロは玄関で声を掛け、中へと進みます。
玄関には、ちょっと腰が掛けられる場所も…
「いらっしゃいませ~どうぞ、中をゆっくりご覧くださいね~」と、この家の所有者である吉村家の方。
昭和4年以来、大切に維持されているのです。
「あ、2階もある~」
「あ、今回は、2階は公開されてません。荷物がいろいろあって、整理できたら、そのうちに…」と。
北側の玄関から、南側のリビングルームに行く途中…
「あ、立派な金庫…お宝は行っているのかな?」と扉の隙間を覗くミモロ。
「あの~残念ながら、書類しかはいってませんでした~」とのことでした。
南の庭には、テラススペースが広がります。
2階には、バルコニーもあるのだそう。
リビングルームでは、この家の詳しい調査などをなさっている「京都市文化財マネージャー」の建築家の緒方先生が、いろいろ教えてくださいました。
この家を作ったのは、明治30年創業で、京都の数寄屋住宅をはじめ、さまざまな建造物を手掛ける「熊倉工務店」です。
「この家の特徴は、和風の佇まいの中に、洋風の暮らしに即したスペースが融合されていることです」と、緒方先生。
設計図を示しながら、説明してくださいました。
昭和初期、一般の人々の暮らしも洋風化が進み始めた時期だそう。もちろん、明治時代には、洋館が次々に京都でも登場しますが、あくまで、富裕層の迎賓館的な存在。一般の暮らしは、洋服が広まってはいるものの、まだまだ和服の暮らしが主流です。
「ここから、お料理、テーブルに運ぶんだ~」
でも、この家は、いち早く、洋風化の暮らし方を取り入れています。
リビングでは、テーブルで食事…西側の台所からは、配膳がスムーズにできるように、配膳カウンターができています。
そして、昭和初期に流行した伝染病予防のため、リビングルームの隅には、洗面所が…
「食事前には、よく手を洗わないとね~今も同じだよね~」
リビングルームに隣接した洋間は、現在、設計事務所として活躍。
「この家で、興味深いのは、南側の日当たりがいい場所を家族などが過ごすプライベートスペースにしていることです。家の動線も、和風と洋風のスペースを見事に配置されているそう。
「確かに、昭和の住宅って、実は、すごく和風だったよね~サザエさんの家も、ちゃぶ台で食事してるし、あそこには、洋間のリビングないよね~」とミモロ。今や和室が住宅から消えていますが、昭和の家の洋間は、玄関脇にお客様用の部屋として家族の暮らしとは、別になっていたよう。「白いカバーがソファに掛けられて、そこで遊ぶと怒られたんだって…ママ言ってたよ」とミモロ。
この家を見ると、日本人の暮らし方の変化がよくわかります。
「他の和室も見学しよう~」とミモロは、北側の和室へと向かいました。
*「松雲荘」京都市左京区松が﨑雲路町6番地 8月18日 17時まで公開。
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松が﨑は、「五山の送り火」の妙法の麓にある地域で、落ち着いた住宅地として知られます。
北山通沿いの「紅茶館」を目標に自転車で行ったミモロです。
趣ある木の門が迎える家…
今年の夏は、8月17日と18日の2日間に無料で公開されています。
ここ「松雲荘」は、建築家 吉村篤一さんが生まれ育った住宅で、昭和4年に、町中に住んでいたおじいさまが郊外の家として建てられたものだそう。
現在「文化庁登録有形文化財」「京都市景観重要建造物」「京都を彩る建物や庭園」に指定されています。
「お邪魔しま~す」とミモロは玄関で声を掛け、中へと進みます。
玄関には、ちょっと腰が掛けられる場所も…
「いらっしゃいませ~どうぞ、中をゆっくりご覧くださいね~」と、この家の所有者である吉村家の方。
昭和4年以来、大切に維持されているのです。
「あ、2階もある~」
「あ、今回は、2階は公開されてません。荷物がいろいろあって、整理できたら、そのうちに…」と。
北側の玄関から、南側のリビングルームに行く途中…
「あ、立派な金庫…お宝は行っているのかな?」と扉の隙間を覗くミモロ。
「あの~残念ながら、書類しかはいってませんでした~」とのことでした。
南の庭には、テラススペースが広がります。
2階には、バルコニーもあるのだそう。
リビングルームでは、この家の詳しい調査などをなさっている「京都市文化財マネージャー」の建築家の緒方先生が、いろいろ教えてくださいました。
この家を作ったのは、明治30年創業で、京都の数寄屋住宅をはじめ、さまざまな建造物を手掛ける「熊倉工務店」です。
「この家の特徴は、和風の佇まいの中に、洋風の暮らしに即したスペースが融合されていることです」と、緒方先生。
設計図を示しながら、説明してくださいました。
昭和初期、一般の人々の暮らしも洋風化が進み始めた時期だそう。もちろん、明治時代には、洋館が次々に京都でも登場しますが、あくまで、富裕層の迎賓館的な存在。一般の暮らしは、洋服が広まってはいるものの、まだまだ和服の暮らしが主流です。
「ここから、お料理、テーブルに運ぶんだ~」
でも、この家は、いち早く、洋風化の暮らし方を取り入れています。
リビングでは、テーブルで食事…西側の台所からは、配膳がスムーズにできるように、配膳カウンターができています。
そして、昭和初期に流行した伝染病予防のため、リビングルームの隅には、洗面所が…
「食事前には、よく手を洗わないとね~今も同じだよね~」
リビングルームに隣接した洋間は、現在、設計事務所として活躍。
「この家で、興味深いのは、南側の日当たりがいい場所を家族などが過ごすプライベートスペースにしていることです。家の動線も、和風と洋風のスペースを見事に配置されているそう。
「確かに、昭和の住宅って、実は、すごく和風だったよね~サザエさんの家も、ちゃぶ台で食事してるし、あそこには、洋間のリビングないよね~」とミモロ。今や和室が住宅から消えていますが、昭和の家の洋間は、玄関脇にお客様用の部屋として家族の暮らしとは、別になっていたよう。「白いカバーがソファに掛けられて、そこで遊ぶと怒られたんだって…ママ言ってたよ」とミモロ。
この家を見ると、日本人の暮らし方の変化がよくわかります。
「他の和室も見学しよう~」とミモロは、北側の和室へと向かいました。
*「松雲荘」京都市左京区松が﨑雲路町6番地 8月18日 17時まで公開。
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