さて、本日は「思いやり」について一筆したためたいと思う。 吾輩は、主人と奥さんの家で、恙無く(つつがなく)毎日を過ごしている。 だが、最近、主人が慢性副鼻腔炎とアレルギー性鼻炎を患い、通院を余儀なくされているようである。 そんなある日の午後、主人はいつものように病院から帰宅した。 帰宅するなり、いきなり奥さんに話しかけた。 「今日の病院は、子供がとても多く待合室は、ちびっこたちで溢れかえっていたよ。診察室からは、大きな声で泣き叫ぶ声が聞こえ、ある男の子は、診察室に一緒に入ったお父さんに、『お父さん助けて!』なんて叫んでいたんだよ。その一方で女の子は、診察中は泣いてはいたが、診察が終わるとすぐに…