Fujitsu_SH90_M
Webブラウジングをしたり、Arduino IDEを使うような軽い開発をするために、
これまで、NECのVersaPro J VK17TG-J(PC-VK17TGSCJ)を使っていて、
Ultrabookであり本体重量が軽いこと(964g)、
解像度が高いこと((2560x1440(WQHD)))に満足していたが、
キー配置が悪く(左下がCtrlキーではなくFnキー、カーソルキーが他のキーに埋もれている、右シフトキーが小さい)、
イライラしていた。
そこで、 FujitsuのLIFEBOOK SH90/M(FMVS90MBG)を約1万円で入手した。 スペックは以下の通り。
- CPU: Core i5-4200U
- GPU: CPUに内蔵(Intel HD Graphics 4400)
- メモリ: 4GB(2GB+2GB)
- ストレージ: 500GBハイブリッドHDD
- 光学ドライブ: スーパーマルチドライブ
- ディスプレイ解像度: WQHD(2560x1440)
重量は1.59kgと前よりかなり重くなったが、
解像度が前と変わらず高いこと((2560x1440(WQHD)))、
キー配置がよいこと(左下がCtrlキー、カーソルキーが他のキーから離れている、右シフトキーが大きい)、
そしてWebカメラがついているところがよい。
今となっては低スペックだが、軽い開発には十分。
Windows 10再度インストールとSSD換装メモリ増設
さて、Windows 10を再インストールしていく。
まず、下記コマンドにて現在のWindows 10のプロダクトキーを取得した。
wmic path softwarelicensingservice get OA3xOriginalProductKey
次にリカバリであるが、
前所有者がクリーンインストールをしていたようで、
DtoDのリカバリ領域がなくなっていたため、
DtoDでのリカバリはできなかった。
そこでクリーンインストールする。
クリーンインストールの前に、ドライブの換装とメモリの増設をしておく。
ストレージは、デフォルトでは500GBのハイブリッドHDDが装着されているが、遅いので
、240GBのSSD(Crucial BX500)に換装する。
(余談になるが、BX500は低価格化のためにDRAMキャッシュが非搭載なので、ランダムアクセスが比較的遅く、また寿命も比較的短いらしい。価格が少し高くなってもいい場合は、Crucial MX500(CT500MX500SSD1)や
SanDisk SSD Ultra 3D(SDSSDH3-250G-J25)の方がよさそう)
SSDへの換装は、本体裏面のネジを11本外して、SATAコネクタから抜けばOK。
ついでに、メモリも増設しておく。
標準では2GB+2GBの4GBになっており、片方が交換できるようになっていた。
そこで、SAMSUNGのPC3L-12800S(DDR3-1600)のSO-DIMM 8GBを入手し、差し替えた。
これで合計10GBになった。
さて、クリーンインストールしていく。
まず、別PCにUSBメモリを挿し、メディア作成ツールにてインストールメディアにする。
次に電源投入直後にF2キーを押して、BIOSに入り、[起動]タブにて、USBメモリからブートするようにブート順序を変更する。
案内に従い、Windows 10をインストールする。
この際、Microsoftアカウントと紐づけずにローカルユーザーとするため、
インストール中はWiFiに接続しないで進めた。
インストールが完了したら、Windows Updateをする。
前述のプロダクトキーでライセンス認証する。
デバイスマネージャー上の不明のデバイスの解消
さて、デバイスマネージャーで見ると、[ほかのデバイス]として、以下の3個のデバイスが表示されていたため、正体を調査した。
- PCI デバイス
- デバイスのプロパティの[イベント]タブを見ると、「デバイス PCI\VEN_10EC&DEV_5249&SUBSYS_188A10CF&REV_01\4&320026d2&0&00E4 を使用するには、さらにインストールが必要です。」と表示されていた。
- 正体は「Realtek PCIE CardReader」だと思われる。
- ドライバはRealtekからダウンロードできた。
- SM バス コントローラー
- デバイスのプロパティの[イベント]タブを見ると、「デバイス PCI\VEN_8086&DEV_9C22&SUBSYS_183110CF&REV_04\3&11583659&0&FB を使用するには、さらにインストールが必要です。」と表示されていた。
- 正体は「Intel 8 Series SMBus Controller - 9C22」だと思われる。
- ドライバはMicrosoft Update カタログでSMBus Controller 9C22と検索するとダウンロードできた。
- 不明なデバイス
- デバイスのプロパティの[イベント]タブを見ると、「デバイス USB\VID_138A&PID_0050\201100B0BCA7 を使用するには、さらにインストールが必要です。」と表示されていた。
- 正体は「Validity WBF 指紋センサー」だと思われる。
- ドライバはFMVサポートからダウンロードできた。
- ただし、自分には不要なので動作確認していない。
ドライバをインストールすると、次のようになった。
以上でクリーンインストールは完了。
SSDのLPM問題予防
SSDのLPM問題が発生する可能性があるので、必要性を確認し、対処しておく。
SSD最適化設定を起動し、
[手動設定]をクリックし、[LPMチェック]をクリックする。
今回のSSD(BX500)では、「LPM(HIPM)が「未対応」となっていた。
したがって、対処が必要。
- [LPM設定の呼び出し]をクリックする。
- [ON]をクリックする。
- [LPM設定の呼び出し]をクリックする。
- [プラン設定の変更]をクリックする。
- [詳細な電源設定の変更]をクリックする。
- [ACPI Link Power Management - HIPM/DIPM]配下の
[バッテリ駆動]と[電源に接続]に[Active]を設定する。 - 念のため、[次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る]配下の
[バッテリ駆動]と[電源に接続]に[なし]を設定する。
LPMとは関係なさそうなプチフリについて
マウスカーソルや画面の動きが止まって、10〜120秒後にひょっこり出てくるような事象(プチフリに類似する事象)が頻繁に発生した。
このプチフリ、AC電源接続時には発生しないことに気づいた。
下記の手順で解消したかもしれない。
- Ctrl+Alt+F12で、[インテル HD グラフィックス・コントロール・パネル]を表示させる。
- [電源]>[バッテリー駆動]>[パネル・セルフリフレッシュ]を[有効]から[無効]に変更する。
以上で完了。