2003年に発売を開始した、マツダが世界に誇るロータリーエンジン(RE)搭載のスポーツカー。自然吸気(NA)にして200PS を越える出力を発生する新型ロータリーエンジン「RENESIS」 *1 を搭載している点が最大の特徴である。
また、エンジン部をコンパクトにまとめられるロータリーエンジンの特徴を活かした車体設計に加え、センターピラーレスの観音開きドア *2 を採用することで、スポーツカーのデザインでありながら4ドア・4シーターである、という仕様を実現。大人四人が無理なく乗れ十分な実用性を持った空間を確保している点も RX-8 の重要なポイントである。
*1:型式は「13B-MSP」。発売当初は、吸気ポートを 6 つ備えたハイパワーユニット + 6 速 MT モデルで最高出力 184kW(250PS)/ 8,500 rpm 、AT モデル用にチューンされた 158kw(215PS) / 7,450rpm 仕様、吸気ポートが 4 つになっているスタンダードユニット(154kw(210PS) / 7,200rpm)が存在した。2008年のモデルチェンジの際吸気ポートの仕様は変更され、スタンダードユニット・ハイパワーユニットとも 6 ポートに統一された。
*2:マツダではこれを「フリースタイルドア」と呼称。
*3:「RENESIS」が受賞
*4:「RENESIS」が受賞