2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧
「こちらへおいで、愛しい人」 ウイリアムはジュリエットを導き、寝台のそばの卓の近くへと座らせた。 寝台を出たウイリアムが暖炉のそばからとってきたのは、出したままにしていた鏡だった。 「ごらん、ジュリエット。あそこにいるのが私の世界で一番愛する…
「忘れるな、真秀。ヒトはだれでも、われという名の領土をもっている。そこには王と奴婢が共棲みしている。みじめに生きるのも、誇りかに生きるのも、心ひとつだ。いのちある者はかならず死ぬ。だったら王として生き、王として死ね」 御影を見た佐保彦が抱い…
筋肉痛になってやがる。ライブ痛?とんでもない、整理痛です。動くとぴくぴくする。そして気づけば10月最終日。明日から11月ですかそうですか。 そんな日であっても休日である以上、やることは変わらず。というか、最近本が読めていないので、午前中はちょっ…
「俺は諦めない。星の数ほど世界があるのなら。そのどれかで、我々とは違うやり方を見つけてくれる者が―いつかきっと、現れるはずだ」 イドははっきりと嘲笑した。 「自分でも信じていない希望を語って、一体誰を説き伏せられる?」 「……そうだな。言葉が届…
本の整理とASKAライブな一日でした。 朝起きて、ライブ行くまでの間に本の整理をしようと始めたものの……予想以上でした。あれ、そういえば、先月やらなかったか。どうりで多い。普段なら、ダンボール三箱分の本を処分すれば、少しはスペースが空くんですが、…
「大した話じゃない。単なる世間話さ。軽くおしゃべりして帰るだけだよ。先生と天名さんは付き合ってくれれば良い。何しろ、この三人でしかできない世間話なんでね」 「この三人でしかできない話って……」 「もちろん事件の話さ。私が殺された事件のね」 この…
仕事でちょっと爆発させたくなることが多々ありましたが……どうにもならないのでいいや。とりあえず仕事させる気になるような環境ぐらい作りやがれと言いたい。そういえば、コバルトの新刊が出てるなとbk1でポチポチしてたら、1万円を超えてた朝。出勤時間を…
「これは一生に一度しか出来ない強い願掛け……ううん、呪いね」 鶴乃さんは長い首を多少右に傾け、キミを見た。 「百の焔の厄返しっていうのよ」 いじめだったり、妬みだったり、嫌悪だったり、人の嫌なところが見えたり、時に背筋がぞくぞくするような怖さを…
ZOOに入って、僕はようやく見つけることができた。 信じる強さを。 それは、きみが持っている強さにはとうてい及ばないに違いない。 でも、僕のなかにもあったんだ。 小さな、本当に小さな勇気と、ほんのちょっとの強さが。 そのことに、気づかせてくれた。 …
つめたいさむい。 朝はかろうじて雨降る前に職場にたどり着けたけど、帰りは……。まあ、でも電車が遅れて(車内急病人大杉)人が溢れて、むしろ暑いぐらいだったから、外がちょうどいい気温に感じた僕の体調は多分よろしくないです。いいかげん、冷房きってく…
「妃殿下。妃殿下は、まさか、本気でシリンのことを……」 ティファニーは慌てて否定しようとしたが、真っ赤になってしまった顔が、心を雄弁に物語っていた。 「そう……ですの」 「違う。違います」 ああもうじれったい二人だ!好き合ってるくせに仮面夫婦して…
「王子は言葉とはうらはらに、人ひとり憎みつづけるだけの強さがない。佐保姫は、さらに憎しみとは無縁の姫だ。だから、俺がかわりに憎んでやるのさ」 「それむりだ、速穂児」 兄夏は、慰めるように呟いた。 「おまえがいくら心を添わせても、おまえは、王子…
朝から寒い。通勤中、手袋やマフラーをしてる人を見かけるほどでした。でも電車の中は暑いので、中に着込むと電車で死ぬ。汗だくになって外出て冷えてぽんぽんぺいん。ついでに頭痛までしやがってこんちくしょう。朝からここまでの頭痛になったのは久しぶり…
「そんなのダメじゃないですか。結局、逃げたら負けですよ」 「違う。弱いなら戦うのが負けだ。逃げも隠れもしないのが負けだ」 背中から覗いた榊原の横顔は真剣極まりない。 「弱いなら強くなるまで逃げ続ければいい。負けられない勝負に、いつか勝つために…
「老いぼれは下がってろ」 パンカロ・ファミリーの首領に向かってそんなことを言い放つことが出来る者は、彼だけだ。 ジャン・ジャック・ド・ジョーカー。 年の離れたえがたい友人の後ろ姿を見送りながら、親父がなかば呆然とつぶやいた。 「……あんたはまさ…
忙しさが半端じゃない。なんていうか、一週間分のトラブルがまとめてやってきた感じ。どうせだったら週の終わりにやってきてくれれば、もうちょっとやりようがあるのに……いいかげん、ある案件の担当者がひとりってのは限界なんですけど、誰かどうにかしてく…
「……ラヴィアンさん、守るって。大切な人を守るって、何ですか?」 決して大きく動く話ではなかったけれど、素敵な素敵なハッピーエンドでした。優しさがいっぱい詰まっていて、読み終わった後、ありがとうと感謝の気持ちを伝えたくなる。→ 感想
「ま、そんなに深刻に考えなくても。結婚してみて、嫌なら離婚してしまえばいいんですよ」 「……あまりにも軽すぎない?精霊のくせに」 「なぜ?わたくしは、知っているだけですよ。誰と結婚しようが、ご主人様、あなたの価値は変わらないと」 ああもうじれっ…
月曜日ですから。具合悪いの当たり前じゃないですか。 いやもうなんていうか、頭痛がやばい。最近薬が効かなくなってきました。そろそろ耐性ができてしまったのかしら。別の頭痛薬に変えてみるか、それとも、目からきてることは間違いないから、先にコンタク…
「先輩は建前がないと、不器用すぎるのです。こんなことでは女子にどんどん嫌われてしまうです。大変です」 腰に手を当てて、懇々と言い聞かす格好の筒隠。 「このままでは見ていられません。仕方ないので、先輩を助けてあげます。建前を不要にする人を一緒…
「遺書だぜ、これ」 隼にいわれるまでもなく、美樹も雅士もとうにわかってる。 「なんだよ、二人とも深刻な顔して。いたずらに決まってるじゃないか、こんなの」 「きめつけないでよ」 「だって、美樹。パソコンに遺書だぜ。ゲーム感覚じゃないか」 「いたず…
本を読み、フィギュアスケートを見て、本を読む。 久しぶりにゆっくりと休日を過ごした気がする。 思いっきり読もうと思いながら、四冊しか読めなかったのは残念だけど(久しぶりに感想書いたら時間かかった)、やっぱ面白い本と出会えるのは嬉しい屋。寝る…
「……仏法を盾に好き勝手動いている叡山の僧兵どもも、土御門も、浅井朝倉も、ことごとく焼き尽くすの……」 重かった。きつかった。変わっていく歴史と修正されていく歴史が、織田軍を襲ったけれど、ギリギリのところで切り抜けられて、本当によかった。今川義…
「おまえ、あの王子が好きか」 真秀は目を見ひらいた。その言葉ははじめて聞いた言葉のようにうつくしく、耳に、心に染みこんできたのだ。 刺青の男は、唇のはしをゆがめて笑った。 「よしたほうがいい。それは禍つ恋だ。一族を滅ぼし、いのちを奪う恋だ」 …
今日は全く本を読んでいません。おおなんてこと。 その代わり、今月上旬から手を付けたお仕事について、ようやく終わらせることが出来ました。 まだやることはあるんだけど、一応、目処が立ったので、明日から読書モードに入る。それにしても、この二日間で…
砂漠だった。 見渡すかぎりの風景が、 ひび割れたこの心が、世界全体が。 乾ききった砂の海にひっそりと咲く花だった。 あなたが、あなただけが。 ZOOメンバーそれぞれの過去話。みんな不器用で、まっすぐで、ぶつかる壁に打ちのめされて。切ない話ばかりだ…
昨日から発熱して、朝もダメだったので久しぶりに休んですっぐり寝た。寝過ぎて腰が痛い……おかげで未だにだるいですが、本を読むことができる程度には回復したので、bk1から届いた本(というかマンガ)をガツガツ読む。弱虫ペダルがものすごい面白い。 オタ…
「化け物?」 「違うな」 サリナの呟きを否定し、ルーグラムはばさりと翼を羽ばたかせる。 「天使だ。聖典に記されし神の下僕。神に選ばれた者だけがなれる、人間の上位に立つ聖なる存在だ」 神の話から一気にやってきたなー。聖堂が何を考えているのか分か…
「よって、命ずる」 ネイトに、サリアンはにっこり笑ってこう言った。 「学院祭当日、アティがすべての男たちの目を釘付けにするヒロインになれるように、最大限の手助けを」 楽しかったー!みんながアティ好きすぎる!→ 感想
今日も具合悪いんだけど、朝からTwitterで嬉しいことがあったり、Appleの発表見たりして、気分が良くなったので仕事してきた。新MacBook Airどうしようか迷ってる。今の僕の生活にノートパソコンは必要ない。わかってる。わかってるんだよ!でもな、Macの11.…