思考のスピードをアップさせる3つの要素『戦略「脳」を鍛える』
効率的に仕事などをしたいとこのところ思っています。
脳を鍛えると良さそうということも考えていたりするので、今日は、こちらの『戦略「脳」を鍛える』を読んでみました。
脳を鍛えるとありますが、実際に脳を鍛えるための方法があるということではなく、戦略思考をできるようになるといったことがテーマの本です。
戦略をどうやって考え出すか。
こういったことが主なテーマです。
戦略に興味がある人向けの本だと思います。
それでも、効率化についても参考になることがありました。そちらを紹介しつつ、思ったことなどを書いてみようと思います。
思考のスピードをアップさせる3つの要素
スピード=(パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング
思考のスピードをアップさせるには、パターン認識とグラフ発想とシャドウボクシングという3つの要素があるということです。
前の2つの足し算とシャドウボクシングのかけ算で、思考のスピードは速くなるとのことです。
パターン認識
パターン認識とは過去の定石・定跡を覚えて使いこなすこと。
これは、戦略論で言うと、過去の戦略を知っていて、それらを使いこなせるようにしておくということです。
この場面では、この戦略を使うとうまくいく。似たようなことが過去にあって、過去にうまくいったから。
こうやって考えると良いということでしょう。
グラフ発想
グラフ発想とは盤面を右脳でビジュアル的にとらえて指し手のアイデアを考え出すこと。
グラフ化して、アイデアを考える。こういうことがグラフ発想ということです。
シャドウボクシング
シャドウボクシングとは、考え出した指し手を論理的にチェックし、納得できる答えを導き出すまで右脳と左脳で仮説と検証を繰り返すことにあたる。
アイデアを、論理と感情で検証するということです。
出てきたアイデアをそのまますぐに行なうのではなくて、本当にうまくいくのかを検証するということです。
鍛える、慣れると、思考のスピードが上がる
こういったことを実践して、鍛えて、慣れてくると、思考のスピードが上がるということです。
打ち手を速く見つけやすくなるということだと思います。
アイデアが出やすくなるということでしょう。
思考のスピードが上がると、行動も速くなりやすい
効率化の話とつなげると、アイデアがサッと出てくると、次の行動につなげやすいです。
いろいろ考えているけれども、アイデアが出てこないと、行動には移しにくいです。
たとえば、整理をするとしても、キレイにするにはどうしたら良いのかということが、具体的なアイデアとして出てくれば、行動しやすいですが、出てこないと行動しにくいでしょう。
そういうときに、上のようなことをシャドウボクシングとして練習していると、アイデアが出やすくなる。
結果として、効率化につながる。
こういうことだと思いました。
発想、戦略の本ですが
発想、戦略の本ですが、効率化ということにも役立つ本ですね。
戦略「脳」を鍛えたい人が読むと良さそうです。
思考のスピードを上げる、思考の効率化を考えている人には、おもしろく読むことができるはずです。
私は、読んで良かったと思いました。
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