SVI 【Switch Virtual Interface】 VLANインターフェース

概要

SVI(Switch Virtual Interface)とは、L3スイッチVLAN(仮想LAN)によりネットワークを分割している場合に、VLAN間で通信できるようにするために仮想的に設けられるネットワークインターフェース

VLANネットワークを分離するとそのままでは他のVLANの機器とは通信できなくなるが、L3スイッチにはルータに相当するIP層の転送機能(ルートプロセッサ)が内蔵されているため、これを利用してVLAN間を接続することができる。

SVIはVLANごとに設けられる仮想的インターフェースで、固有のIPアドレスが割り当てられる。ルートプロセッサはSVIを介してVLAN上を流れるデータを監視し、他のVLANに属するIPアドレスへ向けたものを発見するとVLANの垣根を越えて転送する。外部のネットワークと接続されたルーテッドポートとも通信できる。

(2021.10.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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