こんにちは、AdventCalenderでノリで書いた記事が思わぬバズりを見せてしまい戸惑いを隠し切れない野村です。
当社では、今年の1月から週2回ペースでエンジニアブログを更新し続けています。
実はブログの開設自体は2014年8月と、今から1年半も前のできごとなのですが、色々なやんごとなき事情(「面倒くさい」「忙しい」「ネタがない」)によりあまり更新できていませんでした(2015年12月までで合計17記事、月1回ペース)。
更新する人も限られており、「これではいかん!」ということで、色々と体制を整えました。
その結果、現在は2016年1月だけで12記事の更新と、まずまずうまく行っていますので、やったことを公開したいと思います。
その1. 当番制にした
はい、いきなり身もふたもないですが、これ重要です。
いくつかの目的のためにブログ更新強化を決めたとはいえ、「みんな他にやることあるし、強制したらいやがられないかな」というビビリもありました。
しかし、目的達成のためには手段を選ばないゼネラルマネージャーは、週2回の当番制にすることを決めました。しかも、CTO自ら毎週頭にその週の担当者に手動でリマインドをするという力の入れようです。
結果としては、みんなイヤな顔することなくやってくれています。毎週誰かが更新していることで、「ブログは常に更新されているもの」という空気(文化?)的なものができあがってきたように感じます。それにより、担当者も「書いて当然」という意識で、前向きに取り組むことができているのだと思います(きっとそのはずです)。
組織を変えるときには、いかにして「習慣」にするかが勝負なのです(たぶん)。「習慣」にするには、ある程度短い期間で繰り返す必要があります。週2回という一見多すぎる更新ペースを設定したことで、うまくその「習慣」を作り出せたような気がします。
ちなみに、週2回ペースだと、数ヶ月に1回自分の番が回ってくる感じです。
その2. 誰でも気軽に更新できるようにした
以前のエンジニアブログは、Ruby製の“静的サイトジェネレーター”「Middleman」を使って構築されていました。
このシステムは、「GitHubで校正のプルリクエストを送ることができる」、「静的HTMLが出力されるので表示が非常に高速である」など、エンジニア的に「イケてる」ブログシステムでした。
一方、このシステムは(時間の制約上作りこみが中途半端だったこともあり)いかんせん更新が面倒くさい、しかも更新できる人が少ない、という課題がありました。
ブログを定期的に更新できる体制を整えるにあたり、この課題は無視できませんので、「エンジニアブログといえばはてなブログ」ということで、はてなブログへの移行を断行しました(と言っても十数記事しかなかったのですぐでしたが)。
ちなみにはてなブログ移行後「やはり校正はGitHubのプルリクエストでやりたい」という声が出るなど、上記「Middleman」を利用したブログシステムにも、もちろん一定の良さはあったことを記しておきます。
さて、当番制にし、更新を手軽にできるようにしたことで、物理的な?生産体制は整いました。ここから先はモチベーションの話です。
その3. 記事を書いたら全力で拡散するようにした
せっかく記事を書いたなら、たくさん見られたり「いいね!」されたりした方がテンション上がりますよね。
テンション上がる → がんばって書く → もっと見られる → もっとテンション上がる → もっとがんばって書く → … という正のフィードバックループを回すことができれば勝ったも同然です。
というわけで、当社ではエンジニアブログの記事を公開したら、必ず社内SNSで拡散を呼びかけることにしています。
その際、エンジニア以外の職種の方も拡散しやすいように、非エンジニアにもわかりやすい説明をつけてあげるとよいですよ! 意外にみんな拡散に協力してくれます。
その4. 結果を「見える化」した
モチベーションアップのための施策その2、「見える化」。
このブログの各エントリがどのくらいバズっているのかを見える化することで、「自分もしっかり書かねば」という気持ちを醸成しています。
当番表に「はてブ数」「いいね!」数を記録することで、自分の当番日を確認する際にかならず実績が目に入るようになっています。
その5. 業務・評価に組み込んだ
当社のエンジニアチームでは「ポインヨ制度」という、学習を促進するための制度を評価システムの一部として採用しています。
この制度では、成長につながる「インプット」「アウトプット」をポイント化し(勉強会参加は1ポインヨ、など)、対象期間の獲得ポインヨが人事考課に反映されます。
つまり、ブログを書くことが明確に業務の一部になっているというわけです。
正直、みんなそこはあまり気にしていないような気もしますが。
以上、クラウドワークス開発陣は、今後とも世の中に価値ある技術情報を発信し続けますので、何卒よろしくお願いいたします。
We're hiring!
日本最大級クラウドソーシングのクラウドワークスでは技術ブログを書くのが好きなエンジニアを募集しています!