あっという間の2時間、無駄のないストーリー展開。
イギリス人監督だからこそなのか、アメリカの軍事、行政体制に対して客観的にシビアに描かれている。
ガイリッチーだったんだと知り、今回は始終シリアスだけども、展開のテンポの良さとか、帰国したキンリーが苦しみながらみる記憶のコラージュとか、らしくて納得。
そしてジェイクだからこその気迫ある演技。警官や軍人役がハマるジェイクだけれども、それだけでない彼の能力をフル活用した配役に拍手👏
アーメット役の人もとても魅力的だったし、多くを語らない視線の会話がアツかった。
戦闘シーンも迫力だが、人間ドラマもしっかり描かれており良作です。
是非おすすめ!
追記
米軍のアフガニスタン撤退の際の、最後の飛行機が飛び立つ時の映像が甦る。必死で飛行機にしがみつく人たち。
飛行機に乗れなかった人たちのこと、国に残り、身を隠して生きている人たちを想う…。
中東とアメリカの問題はあまりにも大きすぎて、そこにある多くの悲劇に心が痛む。