おだんごぱんさんの映画レビュー・感想・評価

おだんごぱん

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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

TSUTAYAのオススメコーナーから。

アイルランドの高校生が、バンド組んでMV作っちゃう、青春と兄弟愛の物語。

80年代のブリティッシュロックですか?ディランディランとかa-haとか、懐かし〜😆
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

衝撃にただ打ちひしがれる。

ジャケ写がとても美しい。お話の中の2人も、ジャケ写のまんま、ただただ美しい。無邪気で幸せそうな2人の笑顔が印象的。

どうかこの2人に悪いことが起きませんようにと願いなが
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

年末に観たのだけど今更レビュー。

クリスマス休暇で居残り組の3人が互いに影響しあいながから変化していくハートフルドラマ。

先生役のポールジアマッティさん。名前は大リーガーのようですが、見た目は小動
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

質素で無駄のない、そして満ち足りた生活。

はじめは平山さんの1日が丁寧に描かれる。平日バージョンと休日バージョン。

そこかしこに平山さんの人柄が見えてくる。無口だけど、その誠実で優しい人柄にどんど
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お早よう(1959年製作の映画)

4.0

小津監督による昭和のお茶の間コメディ

コメディといっても、あの時代の雰囲気、時勢を背景に、大人の世界と子供の世界、親子の世界をユーモラスでかつ鋭く描く。

お揃いのセーターを着た兄弟2人がやはり可愛
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なんとも言えない気持ち

トリニティ実験の場面では観るのをやめようかと思うほど不愉快な気持ちで一杯だった。

そしてこの映画にアカデミー賞の各部門ほとんどが集中したことを思い出し、こんな映画に賞賛を向
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生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

4.0

小津監督のサイレント映画

邦画のサイレントって、初めてみたかもしれない。子供達がとにかく可愛くて、チャプリンの「キッド」を思わせる作りのうまさ。

サイレントだからこその、間合いと表情や仕草の演技。
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2度目のはなればなれ(2023年製作の映画)

4.0

遅ればせながら劇場鑑賞。

マイケルケインの温かな演技が大好きで、もう映画館で拝見するのはこれが最後かな思い感慨深く。

冒頭、足元辿々しく、歩くのに精一杯の息遣い。ケアホームの雰囲気を通り抜けて妻の
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

4.0

とても良かったです。

名作としてよく知られているのに未見でした。

戦後まだ10年と経っていない頃公開の映画です。

瀬戸内海の小豆島、小さな村の分校で出会う子供達と先生の物語。戦前の長閑な空気がだ
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.0

ある夫婦と移民の男の子の物語。

冒頭の駅での靴磨きのシーン。コントかよっていうクスッとポイントで心を奪われる。

いつものカウリスマキの世界。

「ご飯できるまで飲んできたら?」とお金を渡す妻、それ
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

名作としてよく見かけるのですが、やっと観ました。

なんだこの憎めないキャラクター達!

冒頭のなかなかトイレに行けないやつ、まさか刑務所から我慢してたのかと驚く😱のんびり車窓を流している場合じゃない
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.0

休日、朝一番の映画館で。
公開間もないとあって、いつもよりお客さん多かった。とはいえガラガラに変わりなし😔

ポールメスカルにペドロパスカル、デンゼルワシントンと私得のキャスティング。

ローマ時代の
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もう、歩けない男(2020年製作の映画)

3.8

アーロンポールの傷ついた表情にやられる。

最近井上雄彦さんの「リアル」読んだところなので、頸椎、脊髄損傷のリアルに関心↑中。

損傷箇所によって機能回復の程度がある程度予測できてしまうシビアな世界。
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.3

いや、もうこれは最高なんでないでしょうか?

三船サンの魅力が半端ない。忠義心熱く、ピンチを機転を効かせて回避しつつ、いざという時には前へ出て皆を守る!

走る馬に飛び乗ったり、馬で走りながら娘をひょ
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黒部の太陽(1968年製作の映画)

4.0

時代劇じゃない三船さん。関西電力の社員で、現場と組織の間で苦悩する男前。

ダブル主演に若き日の石原裕次郎。インテリで心熱い青年。

黒部ダム第4発電所建設のためトンネルを掘るためフォッサマグナを突き
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野良犬(1949年製作の映画)

4.0

黒澤明監督の刑事サスペンスであり、更に主演に三船敏郎と志村喬となれば見逃せません。

若くて正義感に燃え熱い刑事と、人情味と悪への揺るぎない信念を持つベテラン刑事という構造は、どこか「砂の器」を思い出
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ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

3.9

マギースミスの訃報を知り、まだレビューしてなかった本作。

劇中でも高齢となり身体もおぼつかない中、ヴァイオレットお祖母様のある秘密のロマンスが描かれます。

したたかで策略家、いたずら心満載で、でも
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

2024年アカデミー賞を総なめした「オッペンハイマー」から脚本賞を奪い取った本作。

夫の不審死からの法廷劇。
物的証拠がない中で、やたら妄想的に妻が責められる。

メディアの無責任さもさることながら
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Winter boy(2022年製作の映画)

4.1

喪失によりバランスを崩した親子の、こころを取り戻す道のりを描くドラマ。

17歳の青年の不安定で向こう見ずな振る舞いにハラハラしながら見守る。私は母親目線でした。

母親役にジュリエットビノシュ。さす
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アパルーサの決闘(2008年製作の映画)

3.7

エドハリス、ヴィゴモーテンセン、ジェレミーアイアンズと、渋いイケオジ3人による西部劇人間ドラマ。

それだけで興味をそそられる方も多いはず。



魅力的でないヒロインと、エドハリス演じるキャラクター
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

銃乱射による、無差別殺人の加害者と被害者の両親同士が対峙する。


序盤、場を提供する教会の人と、場を設定したコーディネーターのやり取り。そこから緊張感が張り詰めている。

ちょっとクセのあるカメラワ
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0

フランス映画って、ちょっと小難しい感じがする作品が多いなか、この映画はとっても見やすかったし、精神的な負担が少なくてよかった。

何より、ダンスに魅せられる。

最初はクラシックバレエ、後からコンテン
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

あっという間の2時間、無駄のないストーリー展開。

イギリス人監督だからこそなのか、アメリカの軍事、行政体制に対して客観的にシビアに描かれている。

ガイリッチーだったんだと知り、今回は始終シリアスだ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

すごい‼️
今のアニメはこんなことが出来るのか。

バスケット試合さながらのスピード感と動き!しかも漫画で慣れ親しんだ絵そのまま❗️

ミッチーーー‼️


ジャンプで追い、コミックスを揃え、アニメも
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イゴールの約束(1996年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった本作。
ダルデンヌ作品大放出中のU-NEXTに感謝❗️

若かりしジェレミーレニエ、可愛い💕そしてオリビエグルメ。この2人の父子関係を軸に、ヨーロッパの移民事情や貧困、育ちからの旅立ち
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

これはなんと辛口の映画


幼なじみ2人が中学校にあがり、環境も友だちも変わり、2人の関係の変化が始まる…。

映画は始終、レオの視点で描かれるので、他のキャラクターの心のありようは仕草や態度て推測す
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.8

「デッドプール&ウルヴァリン」わ楽しく観るために、初めてのX-MENシリーズを一気見。

過去3部作(過去の未来?)と新4部作(キャラクター達の過去編からの未来と新しい過去)…。そしてウルヴァリンシリ
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.9

心が痛い…

レンタルショップで何気に手に取った本作。

 タイトルジャケットに結末がネタバレされてるので、結末を知りつつも映画がどう流れていくのか、ずっと目が離せなかった。

 有色人種で精神病を患
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もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

3.8

序盤からハテナだらけの、思わせぶりな展開。

近未来ものなので、その世界に想像力でついていかないといけない。苦手な分野だけど、注目のポールメスカルという事で頑張って鑑賞。

始終画面は暗く、テンション
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

今更ながら初鑑賞

子供達とビデオナイトをしようという事でこちらをチョイス。思春期真っ只中と思春期の入り口にいる2人には丁度良いチョイスだったかな👍


程よいクスッと要素、爽やかにキュンキュン要素、
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

日本アカデミー賞受賞作で、高評価のレビューが多い中、率直な感想を…。

テーマが色々散りばめられていて、どれもいくらでも掘り下げ可能なテーマを、何となくフワッと漂わせるだけで終わってしまった感があり、
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.9

イギリスのお役所もたらい回しってあるのかな…。


戦後のあのドヤドヤした感じ、夕方の公園、お母さんに子供たち。嫁に煙たがられるお父さん。白黒で映し出される昭和の雰囲気がらたまらなく好きな、黒澤監督の
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異人たち(2023年製作の映画)

4.2

とても好みの映画でした

原作は読まず、あらすじさえ見ないように挑みました。何となく見ちゃいけないような気がしてて。それで正解✨

アンドリュースコットさん、あんまり映画でお見かけしませんが、とても良
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.9

バリーコーガンの凄みを観た。

これまでどの出演作でも脇にいながら必ず存在感を残すバリーコーガン。

主演とは珍しい。

そして期待通りの怪演。

「リプリー」の卑しいマット・デイモンのようで、その上
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2

これは…やられた💦

父娘で過ごしたある休暇の記憶を、当時のビデオと回想とで辿っていく。

映画は娘ソフィの視点で描かれていて、ビデオ、回想に加え、想像も混ざってくるので観る側の力も必要。


親子で
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

絵に描いたようなサクセスストーリー☺️ところが実話というので驚く👀

トニコレットが大好きで、期待通りの演技でした♪

序盤の、テレビに向かって夢中な夫に「宝くじ当たった、浮気してる、離婚しよう」と言
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