浜辺美波が観たくて
嘘と罪と友情
地獄の就活青春ミステリー
就活って嫌ですよねえ。
大して取り柄のない人間が、精一杯繕ってアピールして、他人を蹴落としていかなきゃ採用されないなんて。
しかも、企業の人事採用に振り回されて。
なんでアイツが採用されて、俺が落とされたの?
選考基準があってもその通りになっているのかも分からない。
そんな理不尽に振り回されるのが就活ではないだろうか。
もうやだあ。就活なんかしたくない。
(個人的見解)
もしかすると原作者は、そんな地獄の就活の理不尽さや人事採用の問題意識から、このミステリーを着想したのではないでしょうか。
そして、多くの共感を得て映画化の運びとなったのでしょう。
出演した6人は浜辺美波他、皆さんフレッシュな演技を観せてくれましたね。
就活仲間の光と影を、いいところも悪いところも、曝け出して観せてくれました。
最後は、
九賀(佐野勇斗)ーーーーーー!
波多野(赤楚衛二)ーーーーー!
ってなりましたよね。
就活が嫌でも何でも、人は人の評価を受けながら、何かを得て生きていかねばならない。
就活が少しでもフェアでありますように。
企業が地獄でありませんように。
人事がクソでありませんように。
完璧に公明正大な人間はいない。
過去に後ろ指を刺されることだって、一つや二つは誰にでもあるだろう。
それでも残った五人が、多少の嘘をついても幸せに生きていけますように。
それは我が身にも言えること。
嘘も真も、悪も正義も、いいことも悪いことも
全ては"スピラリンクス"ですから。
全ては「螺旋」のように「連結」しているのですから。
その中で生きていくしかないのです。
(なんちゃって)
余談
嶌(浜辺美波)の罪が気になる気になる。
原作は2ページ読んで積読済み