原作未読なので、情報ゼロで観ました。
タイトルが最高過ぎる。この映画のタイトルはルックバック以外ありえないってのがよく分かる。
タイトルの出し方お洒落過ぎるし、そのまま作品のテーマになっているのがいいね。
『背中を見る』と『過去を振り返る』のダブルミーニングか…これはカッコいい。
藤野の心が折れる描写とか、他ならぬ京本に認められていたことを知って感情爆発していくシーンとか、心理描写も素敵だった。下手くそスキップ好き。
大人になってからの話もけっこうあって、1時間を切っているのに、全然短く感じない。
親友との別れと悲劇に打ちのめされた藤野が、ルックバックすることでまた前を向けるっていうのは、ストーリーとしてとても素晴らしい流れだった。
まぁでも正直、1700円かぁ…という気持ちはなくはない。
映画は長いほど良いとか、制作費かけていれば良いとか、そういうことは全く思わないけど、3時間で制作費100億のRRRが2000円と思うと、そりゃあ思うところはある笑
こういう1時間弱の映画ジャンルが出来て、それが1500円切ってくるようになれば映画業界の幅がもっと広がりそう。