パトラin南アフリカさんの映画レビュー・感想・評価

パトラin南アフリカ

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ミッシング(2024年製作の映画)

3.5

子どもが行方不明になってしまった両親を軸に、日本や人間社会の嫌なところにもじっくりと焦点を当てていく映画。

災害とかでもそうだけど、行方不明っていうのがある意味1番キツいよな。諦めがつかないというか
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ザ・カンファレンス(2023年製作の映画)

2.8

悪くはないし、観ていられないほどつまらないってわけではないんだけど、パンチや個性がない感じ。


殺人鬼の中身の扱い方をミスった気がするかな。
殺人鬼の正体は、かつての仲間だったフランスっていうおじさ
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クライモリ/間違ったターン(2003年製作の映画)

3.2

これぞB級ホラー。
これでいいんだよこれで。

『森に迷い混んでしまった若者たちが、森に住む狂人たちに襲われる』

ストーリーは本当にコレ。これ以外なにもない潔さが良いね。


若者たちの人間模様とか
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.5

よくまとまっている良作。

個人的には前半の方が好きかな。イーサンを監視する犯人と、空港の内部を知り尽くしている強みのあるイーサンの駆け引きパートが面白かった。


あと、事件発生前の、空港の乗客たち
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アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)

3.2

カルト×孤島っていう時点で、すでにある程度面白い。また、カルトで崇拝される女神がガチの人外というのもプラスで良かった。

ただ、この映画の場合、カルトを生かしきれてなかった印象。


なんか話がとっち
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ELI/イーライ(2019年製作の映画)

3.8

あ~、こういうの好き笑

怪しい治療施設に閉じ込められる少年→なんか怪奇現象起き始める。
怪奇現象は、かつて病院でなくなった子どもたちの仕業なのではないか?→なにかメッセージを伝えようとしている?
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6888郵便大隊(2024年製作の映画)

4.2

実際に存在した、第2次世界大戦中のアメリカ軍にて、唯一黒人&有色人種の女性のみで構成された部隊をフォーカスした映画。

これは良い映画でした。
面白かったという感想よりも、良い映画だったという感想が強
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.2

やってることは面白いけど、ゾンビが統率された組織になっているっていう特徴そのものが足を引っ張っている感があったかな。

ゾンビの王とか女王がいて、王の指示でゾンビたちは行動する…それはもう猿の惑星とか
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リメイニング(2014年製作の映画)

3.2

評価は低いけど、そんなに嫌いじゃない。

最初の集団死の段階で、神は信心深い人間を連れていってしまって、
あとは信心深くなかった人間が神のいなくなった世界で終末を迎えるっていう、
そういうシンプルなス
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

こりゃ面白い。

最初から最後まで、ず~っとファンタジーなんだけど、邪魔しない程度のコメディ入れてくれるから、映画が重くなりすぎなくて観やすい。

キャラ立ちが完璧だよな。作戦担当の主人公、パワー担当
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陰陽師0(2024年製作の映画)

2.7

ちょっとハマらず。
人間関係に関する描写や、呪とは何ぞやみたいな説明が全般を占めていたので、ちょっと期待していたものと違った…

そういう歴史系恋愛ドラマは1ミリも求めてないんだよな。
『呪術、激突』
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

漫画・アニメの実写化の枠に収まりきらない傑作かと。
観た人は誰もが思う、『鈴木亮平すげぇ』と言う感想が第一に来る。

この人が主演やるなら、ガンガン続編とかドラマ化して欲しい。

女好きのコミカルな顔
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陰陽師: とこしえの夢(2020年製作の映画)

3.4

原作があるらしいが、1ミリも知らない状態で観ました。

中国のガチファンタジーっていう時点で、もう映像とか世界観は最高に面白いんだよな。

陰陽師たちのヒラヒラ衣装でのアクロバティックなアクション、王
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

5.0

今ちょっと海外にいて、ネトフリでラピュタが観れる。それで何度も繰り返し観てしまっているので、スコア5にして再投稿します。

コレは面白すぎるな。冒険ファンタジーとして最強だと思う。


地上の要塞から
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プリースト(2011年製作の映画)

2.9

世界観とか設定はすごく魅力的だけど、全編通して物足りなさを感じる惜しい映画でした。

聖書から手裏剣のような武器が出たり、エグいカスタムのバイク(トライアンフのロケット3かな?)で荒野を爆走したり、顔
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

1.1

これはヤバいな。こんなにつまらない洋画は久しぶりに観たかもしれん。

聖書に書いてある物語とか寓話ならいいよ。『見ると死んでしまう恐ろしい何かに人類は支配されたのです。恐ろしいものから目を閉じ、川に導
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呪われの橋2 怨霊館(2023年製作の映画)

3.6

ちょっと惜しいところもあるけど、好き。台湾ホラーは当たり多いね。

前半は『コンジアム』を彷彿とさせるようなお化け屋敷映画。

後半は兄妹の絆を軸にしつつ、まさかの『インターステラー』みたいな要素ぶっ
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エンドレス・エクソシズム(2018年製作の映画)

2.9

おぉ…良くも悪くも普通。
サクッと観れる薄味ホラー。

悪魔憑きの死体が動くのが画面にチラチラ映ったり、ピンポケして映り込むのは恐怖演出として良いね。

警官時代に戦えなかった過去を、この事件で克服す
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.2

上流階級が下流階級をさらってきて人間狩りを行う。でもそのハントされる側の中に、イレギュラーな存在が紛れ込んでいて…という映画。

設定も面白いし、主役のように見えた人がサクサク死んでいくスタートダッシ
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ワッツ・インサイド(2024年製作の映画)

3.8

全く前情報なしで観たのだけど、これはスゴいな。

自分はミステリーが苦手で、理解力や記憶力のなさのせいでこのくらいのスコアになっているけど、複雑な人間関係とか展開が好みの人がみたら、めちゃくちゃ面白い
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ハロウィン(2018年製作の映画)

2.3

『ハロウィン』という、かなり昔に作られた有名な映画があるというのだけは知ってる。
なるほど、これはリメイクではなくて、続編なのね。
両方『ハロウィン』なのかよ。分かりにくいな笑

そしてコレは、正直お
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マルナシドス -ゾンビの谷-(2020年製作の映画)

3.4

戦争もの×ゾンビ

ナチスにはどんな悪行をやらせても良いという映画界の風潮がよくわかる笑

久しぶりに走らないタイプのゾンビを見たけど、これはこれで楽しいね。
スピード自体はそこまでないけど、数で圧倒
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.2

まさにサメ映画の原点(頂点とは思わないけど)

1970年代に作られたっていうのがスゴすぎ。舞台は海で、巨大鮫を撮るっていうことの難易度がどれほどのものだったか、想像すらできないな。

そしてこの映画
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ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

3.0

洞窟に住み着くドラゴンを軸とした中世ヨーロッパ風のファンタジー。

少し小型のドラゴンが洞窟内を飛び回ったり火を吐いたり、物々しい感じで言葉を話せたり、ドラゴンを惜しみ無く見せてくれる。そういうところ
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グレートウォール(2016年製作の映画)

3.9

評価低いのが意外。シンプルに面白いし、画作りが良いなぁと思った。

甲冑が素敵。綺麗に色別に編成されてて、赤は弓兵、黒は歩兵など、色によって役割が違うという面白さ。
そんな色分けされた兵士たちが、万里
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アナコンダ2(2004年製作の映画)

2.6

初代に比べてしまうと、アナコンダの怖さが半減してるかな。

今回も、前作同様に欲望に取り憑かれた人間が暴走してチームを危険にさらし、そこにアナコンダが襲来するっていう、パターン的には初代と同じ。

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アナコンダ(1997年製作の映画)

3.7

すげー良くできてる。1990年代のB級映画なので、アナコンダのチープ感は否めないのだけど、なかなかその動きや見せ方が光っていると思った。


アナコンダ目線のカメラワーク。
食われた人間がアナコンダの
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.3

非常にレベルの高い反戦&反差別映画。
ちゃんと物語が子ども目線になっているところも好印象。
子どもは何を理解して何を理解していないのか…そのあたりを作り手がしっかり考慮して作ってある。

説教臭さとか
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タイムカット(2024年製作の映画)

2.6

序盤は良かった。
殺された姉をタイムリープした妹が助けに行くっていう分かりやすい導入、センスの良いタイトルコール、2000年代初期の雰囲気の再現とそれに戸惑う主人公、犯人は誰なんだろうっていう期待。
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ハンガー:飽くなき食への道(2023年製作の映画)

2.8

特別になりたいという渇望。承認欲求。自己顕示欲。金持ちとしてのステータス。そしてシンプルな空腹。

そういう色んな欲望を、タイの格差社会に乗せて描いたのだろうけど、個人的には映画としては面白くはないね
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甲鉄城のカバネリ 海門決戦(2019年製作の映画)

3.5

本編のテレビシリーズは未視聴。パチンコ&パチスロで面白そうだなぁと思って手を出してみた。

世界観はスチームパンクの日本×蒸気機関車×ゾンビといった感じで、めちゃくちゃ面白そうな予感はしたのに、『無名
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紅の豚(1992年製作の映画)

4.4

30歳こえてから初めてしっかり見たけど、めちゃくちゃ大人向けのアニメーションだった。
なんかお酒でいうと、ウイスキーみたいな作品。絶対子どもとか10代には人気でないわ笑

これ女性人気はどうなんだろう
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.9

韓国のオリジナルの方を先に観ていたけど、こっちのリメイクの方が面白いと思った。

岡田准一のキャラの視点から、綾野剛のキャラの視点に切り替わってからの事件の答え合わせの気持ち良さヤバいな。
背景が分か
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.6

賛否ある、むしろアメリカではコケたとは聞いていましたが、全然悪くなかったと思う。自分はディズニーに思い入れのない人間なので、100周年のセルフオマージュとかよく分からなかったですが、ストーリーとしては>>続きを読む

無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.5

『愛する妻を誘拐されたドンソク兄貴が暴れる映画』これを聞いてイメージしたストーリーとかアクションがそのまま実行される映画です笑

体を揺らしてからキレ良く放つドンソク兄貴のボディブローが映画界で1番痛
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ルックバック(2024年製作の映画)

3.8

原作未読なので、情報ゼロで観ました。

タイトルが最高過ぎる。この映画のタイトルはルックバック以外ありえないってのがよく分かる。
タイトルの出し方お洒落過ぎるし、そのまま作品のテーマになっているのがい
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